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りょうSide
俺たちは居酒屋に入り、当たり障りのない会話をしていた。
俺は車で来ているから飲んでいないものの、
優菜ちゃんはお酒が回ってきて饒舌になってきた。
優「ねえ、何でAなの?」
り「なにが?」
優「私は高校の頃からずっとりょうくんのことが好きなのに。
私の方が絶対いいよ?」
り「んー…」
優「ねえ、1回でいいから寝てみない?
きっと私と付き合いたいと思うよ?」
り「ごめん、そういうのは無理」
思っていた以上にグイグイくるな。
優「Aがいるから?」
り「まあね」
優「いいじゃん、バレないって!」
り「そういう問題じゃないよ」
優「つまんないな、りょうくん」
り「別につまんなくていいよ」
優「絶対私と付き合った方がりょうくんは幸せになれるのにー」
今すぐ帰りたい。
バラされないため、Aのため。
俺は自分にそう言い聞かせていた。
優「ねえ、聞いてるー?」
り「あー…うん。ねえ、酔ってきてるみたいだしさ、帰ろうか」
優「えー…もうちょっと一緒にいたいー」
流石に面倒くさいな。
優「じゃあー…記念に写真撮ってよ」
り「あー…うん。いいよ」
優「やったー!」
俺は優菜ちゃんとツーショットを撮って店を後にした。
店内がざわざわしていて何度も電話がかかってきていたのを俺は気付いていなかった。
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さな(プロフ) - NAHOABE011さん» そこまで言っていただけるなんて…!ありがとうございます! (2018年1月14日 2時) (レス) id: bf0b2a4f8e (このIDを非表示/違反報告)
NAHOABE011(プロフ) - ああああ楽しみすぎるう。続きが見たい見たいみたい!春菜さんは潰してもらえると嬉しいです。頑張ってください (2018年1月13日 21時) (レス) id: 9d2c4ec1d5 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - NAHOABE011さん» そう言っていただけて嬉しいです!更新頑張ります!ありがとうございますm(_ _)m (2018年1月12日 22時) (レス) id: d3d9450edc (このIDを非表示/違反報告)
NAHOABE011(プロフ) - 早く続きが見たい (2018年1月12日 1時) (レス) id: 9d2c4ec1d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さな | 作成日時:2018年1月7日 2時