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りょうSide
本当に嬉しかった。
Aとやっと付き合うことができる。
見合いの最中も俺はAのことばかり考えていて。
相手の子がせっかく離してくれているのに上の空だった。
見合い相手「りょうさん」
り「え、あ、はい」
見合い相手「もしかして、好きな人か彼女います?」
り「まあ、好きな人はいますけど…」
見合い相手「やっぱり。さっきから私の話聞いてなさそうだし、
たまにニヤニヤしてますもんね。それにさっきボソッとAって言ってたから
もしかしたらって思って。その人のこと、大好きなんですね。羨ましいなー、その子」
り「あ…すみません」
見合い相手「いいんですよ、寧ろ無理させてごめんなさい。もう帰りましょうか。
りょうさんは早くその子のところに会いに行ってください」
り「…はい」
完全に見抜かれていた。
失礼なことしてしまったな。
見合い相手にまで背中を押されるなんて。もう情けないな。
今日は比べない、Aのことは考えないって思っていたのに。
俺たちは会計を済ませ、店の外へ。
見合い相手「じゃあ、さようなら」
り「さようなら」
ああ、今すぐAに会いたい。
そう思っていたところにAが現れた。
泣きそうな顔して俺が好きだと言ってくれた。
嬉しくて。
思わずガッツポーズしそうになるのを堪えて、俺は平然を装ってAにキスをした。
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さな(プロフ) - NAHOABE011さん» そこまで言っていただけるなんて…!ありがとうございます! (2018年1月14日 2時) (レス) id: bf0b2a4f8e (このIDを非表示/違反報告)
NAHOABE011(プロフ) - ああああ楽しみすぎるう。続きが見たい見たいみたい!春菜さんは潰してもらえると嬉しいです。頑張ってください (2018年1月13日 21時) (レス) id: 9d2c4ec1d5 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - NAHOABE011さん» そう言っていただけて嬉しいです!更新頑張ります!ありがとうございますm(_ _)m (2018年1月12日 22時) (レス) id: d3d9450edc (このIDを非表示/違反報告)
NAHOABE011(プロフ) - 早く続きが見たい (2018年1月12日 1時) (レス) id: 9d2c4ec1d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さな | 作成日時:2018年1月7日 2時