一緒に笑っていたい 【東海オンエア】 【りょう】

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りょうSide


俺は目が覚めててつやに家に着くまでの間、
今日はAとどこに行こう、Aが楽しんでくれるのは何かをずっと考えていた。



ドアを開け、中に入ればリビングが静かだった。



覗いてみればそこにはとしみつがAを抱きしめている。



なにがなんだかよくわからない。



更にとしみつは



と「Aのこと好きだわ」



などと言いいだし、さらによくわからない。。



今更なんでだよ。



俺は怒りを抑えてとしみつに挨拶をすると、
としみつはふてくされたような挨拶をして部屋に戻ろうとした。



俺はそれが気にくわなくて



り「Aを混乱させるようなことしないでよ。
俺らの関係壊れたら困っちゃうから。ね？」



そう言うと



としみつはムスッとした表情で



と「別にいいじゃん」



と吐き捨てて部屋に逃げて行った。







リビングへ行けば直立不動のAが。



り「A、おはよう」



俺なりに余裕がないように見られないようにして挨拶をすれば



ぎこちなく




「あ、りょ、りょうくん…おはよう」



と返してきた。



り「どうしたの？なんか変だよ？」



「ううん…なんでもない」



り「ふーん…」



「ごめん、まだ出かける支度できてないからちょっと待っててもらってもいい？」



り「うん。じゃあ、車で待ってるね」



「ごめんね。すぐ行く」









俺は1人で車に戻り



り「クソッ！！！！」



やり場のない怒りを叫んだ。




まだわからない。Aがとしみつに心が揺らぐかどうかはわからない。




でも、不安でしかたがない。



何故Aはすぐに今あったことを話さなかったんだ。



それはやっぱりちょっとでも気持ちが揺らいだから？




俺は考えれば考えるほど心配になってしまった。

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