あなたの笑顔の隣で【東海オンエア】 (ページ22)

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買ってきたものをしまい、ひと段落したところで

り「じゃあ、俺帰るね」

「え、もう帰るの？」

り「うん、明日は撮影だし。またね」

「わかった。色々手伝ってくれてありがとう。またね」

りょうくんも帰ってしまってリビングに一人でいるのは寂しいけど…

てっちゃんは編集しているみたいだし邪魔するのは良くないな。

とりあえず残っている荷物の整理でもしようかな。

1時間ほどで整理は終わり、そろそろお風呂にでも入ろうかと思い、

てっちゃんに声をかけに行った。

コンコン

「てっちゃんーお風呂入りたいんだけど、てっちゃん先に入る？」

返事がない。

「てっちゃーーーん」

イヤホンでもしているのだろうか。

「おーーい、てっちゃーーーん」

コンコン

玄関のドアが開く音は聞こえなかったし中にいるはず。

「てっちゃん、開けるからね！」

ガチャッ

「あ…」

てっちゃんは椅子に座って居眠りをしていた。

「編集して疲れてたのね。お疲れ様。ごめんね、何度も呼んじゃって」

パソコンの画面を見てみると、私にはよくわからないが細かい作業をしていた様だ。

「大変なんだな…」

感心した私は普段なら絶対に面と向かっては言わないようなことを口にしていた。

「てっちゃん、岡崎に帰ってこいって言ってくれてありがとう」

「私、あの時てっちゃんが電話してくれてなかったらどうなってたかわからないよ」

「ありがとう。こんなに最高の幼馴染がいる私は幸せ者だね」

「てっちゃん、大好きだよ」

そういって私は部屋を出ようとした。

て「A」