本望 4 ページ9
シルクside
正月早々Aのファーストキスを頂いた時も思ったが、こいつ本当に何も知らねえ。目を瞑る、ってことは覚えたみたいだが何ともたどたどしくて、こっちが恥ずかしくなってくる。でも、なんでも卒なくこなすAの苦手なことを見つけたみたいで、ちょっと優越感もあったりする。
ｼﾙｸ｢べー、しろ｣
｢……？？｣
ｼﾙｸ｢1から10まで言わねえとわかんねえのかよっ｣
ｼﾙｸ｢いやまあそれはそれでイイけど！｣
少女漫画じゃあるまいし、｢深いのしていい？｣とか俺のキャラじゃねえんだぞ。オブラートに包んで言ったのに、包みすぎて伝わんなかったぽい。多分一般的な女の子なら伝わんだよ、これ。
……ああは言ったけど、ほんとに全部俺が初めてみたいで、めちゃくちゃ興奮してんのは確かだ。
1から10まで、俺が手取り足取り教えてやるのも、まあ、悪くねえな。
ｼﾙｸ｢べー、って。舌出せ｣
｢……ぁ、｣
ｼﾙｸ｢口閉じんなよ、｣
引く前にやるもん勝ちだ。ぬるってそのまま口内荒らしてやる。驚いて腰が引けるAの後頭部と腰を掴んで逃がさないようにした。
逃げるなよ、ちゃんと感じとけ。
ｼﾙｸ｢……｣
｢んっ、ふっ…｣
ｼﾙｸ｢……ん、｣
｢…っしる、あっ…｣
息継ぎもさせず、ひたすら角度を変えて何度も何度もキスをしていたら酸欠状態に近くなったらしいAが涙目で薄く目を開く。俺と一瞬目が合うとまたキュッと眉を下げてされるがままになった。
素直で従順なAも中々いいもんだ。
ｼﾙｸ｢……んー、はっ｣
｢っ……ｹﾞﾎｯ、｣
ｼﾙｸ｢あー、わり、酸欠なったか？｣
｢だいじょ、ｺﾞﾎｯ…｣
ｼﾙｸ｢大丈夫じゃねーじゃん(笑)無理すんなって｣
｢…シルクばっか、余裕なの、悔しい、から｣
ｼﾙｸ｢…そんな余裕でもナインデスケドネー｣
するすると頬を撫でると、ムスッとしながらも、俺の掌に擦り寄るような仕草をする。可愛いやつ。
頬を撫でる右手はそのままに左手でTシャツの中に手を侵入させる。臍から上っていくと、柔らかな膨らみに手が触れる。やわやわ、と揉んでみると弾力のある肌は沈み込み、弾くように跳ね返す。
ｼﾙｸ｢…マシュマロみてぇ｣
｢……なにそれ｣
ｼﾙｸ｢やらけぇなぁ｣
ちら、と俺を見る目が不満げで愛しくなる。怖いと思いながらも俺に体を預けてくれる気でいるのか、と幸福感でいっぱいだった。
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yaoyoryzuchan(プロフ) - あゆさんの書かれるてつやが本当に大好きです。 (2018年8月31日 22時) (
レス) id: 44f31d8daf (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - フラグ設置、わからないので教えてください (2018年8月21日 18時) (レス) id: 196990bb6f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 続編は既にパスワード解除、フラグ設置していますのでご確認くださいませ (2018年8月21日 9時) (レス) id: 6672c4434c (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 続編のパスワードが分かりません… (2018年8月20日 9時) (レス) id: bf314a48b3 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 続編のパスワードがわからないです… (2018年8月19日 16時) (レス) id: 196990bb6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆ | 作成日時：2018年6月23日 15時
