with TETSUYA 8 ページ44
てつやside
リビングの声がまたして、今度は足音も近づいてくる。Aが縛られた手首を使ってなんとか口を抑えようとするからその手を掴んでまた頭上にそしてドアに押し付ける。
り「Aー?そろそろ帰らんと、真っ暗になっちゃうよ」
り「おらんの?てつやー!」
Aが必死に声を抑える。俺は、そんな様子を見て口端を吊り上げ、我ながら嫌な笑い方をしてると思いながら強く腰を打ち付け、りょうの質問に返事をした。
て「Aおるでー、でも今なぁ、ちょっと忙しいみたい」
り「あ、そうなんだ、てか入っていい?」
ガチッ
り「…鍵?てつや、鍵って」
て「あー、それね、Aが閉めた」
り「Aが?え、今何してるの」
て「ほらAー、りょう呼んでんじゃん」
ひと突き。大きく、強く奥に打ち付けるとぶるぶる震える身体。ここで喋らなきゃ怪しまれると思ったのかAが弱々しく声を発する。馬鹿だなぁ、バレないと思ってんのかな。
「りょお、くん、」
り「A帰ろう。もう外、真っ暗になるよ」
「先、帰って、A、まだやらんといかんこと、ある、からっ……んっ!」
り「え、大丈夫?体調悪い?」
「だいじょぶ、ほんと、平気、やからさ……りょ、くんは、先、帰って…」
.
with TETSUYA 9→←with TETSUYA 7
1077人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yaoyoryzuchan(プロフ) - あゆさんの書かれるてつやが本当に大好きです。 (2018年8月31日 22時) (レス) id: 44f31d8daf (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - フラグ設置、わからないので教えてください (2018年8月21日 18時) (レス) id: 196990bb6f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 続編は既にパスワード解除、フラグ設置していますのでご確認くださいませ (2018年8月21日 9時) (レス) id: 6672c4434c (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 続編のパスワードが分かりません… (2018年8月20日 9時) (レス) id: bf314a48b3 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 続編のパスワードがわからないです… (2018年8月19日 16時) (レス) id: 196990bb6f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あゆ | 作成日時:2018年6月23日 15時