微糖 6 ページ31
マサイside
シルク「どうもっ、フィッシャーズシルクですっ」
「A〜」
ンダホ「ンダホっ」
マサイ「ましゃーい」
モトキ「モトキでーす」
いつもの空間に自然と先程までの緊張感はなくなる。雑絵を終え、後片付けをしながらゆるく話したり笑ったり。
「マサイ」
マサイ「ん?」
「膝貸して」
ンダホ「えー!膝枕なら俺が1番って言ってたのに!浮気だぁ!」
「違う」
ンダホ「違わない!」
ダホの介入により俺の返事はかき消それてその間にAが俺の胡座んとこに座り込み、ちょこんと縮こまる。
マサイ「Aさん?」
「なんとなくです」
マサイ「……ほう??」
「なんとなくなんでお気になさらず」
シルク「いやいやいや、俺らが気になる」
モトキ「なぁに、A甘えんぼさんなの?」
「断じて違う」
ンダホ「膝……」
なら俺がこうするのもなんとなくだ。
文句は聞かねえぞ、と腰に腕を回し距離を詰める。
「わ、!」
マサイ「おー、結構すっぽりいけるもんだ」
「やっぱりマサイ体温高いよ」
マサイ「そうか?」
「ぬくい」
マサイ「単にお前が極度の冷え性なだけじゃね?」
「いやぁ、にしてもぬくいよ」
普段の俺ならこんな事しない。だからか、シルクとダホが口をあんぐり開けて目をぱちぱちしていた。
ンダホ「え?なんか2人、今日近くない?」
シルク「つかやっぱりってなんだよ?」
「それは昨日マサイと寝たか…ふごっ」
マサイ「お喋りなお口はチャックしましょーねー」
シルク「寝た!?寝たっつったか今!?」
ンダホ「何もしませんよ、みたいな顔してなぁにしてくれちゃってんの!」
モトキ「え?寝たって、睡眠の方でしょ?」
マサイ「そうだよ」
「逆になんだと思ったの、キミたち」
きょとんとしながら訊ねるAに理解したダホが慌てて否定してキッチンに連れてった。
マサイ「よく分かったなモトキ」
モトキ「分かるよそりゃ。マサイがAに手出せるわけないもの」
シルク「よく考えりゃわかるな、」
マサイ「なっ…俺だってなぁ!」
モトキ「否定してるわけじゃないよ、そこがマサイの優しさで良いところでしょ、って言ってんの」
でも、と反論しようとするも丁度名前を呼ばれる。
ニヤッと笑う2人。クソ、お見通しかよ。
軽く返事してそちらへ向かう。
どうやら俺はこの糖度低めの声に弱いみたいだ。
ま、俺が甘やかせば丁度いいか。
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yaoyoryzuchan(プロフ) - あゆさんの書かれるてつやが本当に大好きです。 (2018年8月31日 22時) (レス) id: 44f31d8daf (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - フラグ設置、わからないので教えてください (2018年8月21日 18時) (レス) id: 196990bb6f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 続編は既にパスワード解除、フラグ設置していますのでご確認くださいませ (2018年8月21日 9時) (レス) id: 6672c4434c (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 続編のパスワードが分かりません… (2018年8月20日 9時) (レス) id: bf314a48b3 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 続編のパスワードがわからないです… (2018年8月19日 16時) (レス) id: 196990bb6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆ | 作成日時:2018年6月23日 15時