君は俺らのもの。

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としみつside


リスナーさんからも過酷だと言われたあの罰ゲームが終わってから初めて、Aを家に呼んだ。
いやまあ、家に呼ぶ＝何するかはわかってると思うけど。





｢としくんの家来るの久々｣

と｢最近てつやん家ばっかだったもんな｣

｢ここは綺麗だしいい匂いする｣

と｢あそこと比べんな｣

｢だね｣





ディフューザーから香るバニラの匂いよりも、Aから香る甘い匂いに頭がくらくらしそう。

こう、男を誘うような甘ったるい匂い。かぁーー、下にくる。





｢バニラの匂い焚いてるのが童貞ぽい｣

と｢は？｣

｢あのね、バニラってそういうムードにするのに最適な香りなんだって｣

と｢知らんかった｣

｢うん、だと思った(笑)でもなんかとしみつぽいよね｣





ふふって小さく笑うAがもう可愛くてたまらん。
隣に座ってたAをぎゅーーって抱きしめて首に顔を埋めた。





｢この頃甘えたが過ぎるぞ、このこのっ｣

と｢3日間ってきついんだよ｣

｢だろうね｣

と｢他人事かや｣





まったりしつつ、お互いじゃれ合ってるとまあ……ねえ？





と｢ん……｣

｢ぁ…とし…｣

と｢…部屋、行くか｣

｢ん、｣





手を引いて寝室に入るや否や、赤いリップが塗られた唇にかぶりついた。
やわっこくて、甘くて、キスだけでは満足出来なくなってくる。





｢ばかぁー｣

と｢ん｣

｢リップついちゃってる、｣ｽｯ





Aの指が唇をなぞるように触れた。やばい、ぞくぞくする。





と｢ねえ、今日、ちょっといつもと違うことしん？｣

｢違うこと？｣

と｢ちょ、待ってて取ってくる｣

｢？？？｣





もうこの際だから何でもいいや。前に男だけで話した時盛り上がって買っちゃって、でもタイミングもなく隣の部屋に隠してたやつを持ってきた。





と｢Aこれ着てみん？｣

｢えー、なにぃ………げっ｣






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