夕日が綺麗ですね:橙 ページ1
『あの映画、まじでおもしろかったな〜』
「最後のシーン、笑っちゃったよね」
2人で流行りの映画を見て、
買い物して、ご飯を食べて、
他愛のない会話で盛り上がって。
そのどれもが私にとっては大切な一瞬だ。
もう少し一緒にいたいなぁ、なんて。
彼女でもないのに、そんなわがまま
口には出せないけど。
てっちゃんと2人並んで歩く岡崎の道路。
お互いに友人関係の男女として節度のある
距離感を保っているのに彼から漂う甘い香りと
鳴り止まない私の心臓。
「今日は楽しかった!」
時間の流れというものはあっという間。
気付いたらもう日が落ちていて、
彼の頭と同じ橙に染まった空が輝いている。
「夕日が綺麗だね」
何気なく呟いたその言葉に、
別の意味が込められてるなんて
君は知らないでしょ?
そう思っていたのもつかの間、
『多分この後見える月も綺麗だよ』
『…知らないと思ってた?』
いたずらそうに笑う彼に不覚にもときめく。
直後、額に落とされる優しいキス。
『もう少し一緒に見てようか』
夕日が綺麗ですね。
_貴方の気持ちを知りたいです。
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樺倉桐華 - ゆるり。さん» 作者さま自ら返信ありがとうございます…! これからも応援させていただきます! (2018年10月8日 9時) (レス) id: dc75935ff3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり。(プロフ) - 樺倉桐華さん» コメントありがとうございます! 私もこういった類のお話が大好きで…自分が好きで書いているものを好きと言って頂けるのは嬉しいものです。更新の方も頑張ります! (2018年10月7日 20時) (レス) id: 754e0e8a24 (このIDを非表示/違反報告)
樺倉桐華 - こう言う言葉の裏に隠された本当の意味…みたいなの好きです! これからも応援してます、更新頑張ってください。 (2018年10月7日 17時) (レス) id: dc75935ff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆるり。 | 作成日時:2018年10月6日 20時