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『ゲホッ、ゲホッ』
制服も体もボロボロになったものの
野球少年のことについて考える余裕はあった
あー
クスッ…俺の勘だと_____かな…?
「あっれー?十四松ボコした奴って
聞いたから強いのかと思ってたけど
そーでもなかったなー」
今だに立ち上がらない俺を見て
赤色のやつがそんなことをつぶやく
「ふっ…油断大敵だぜ?おそ松兄さん」
無駄にカッコつける青色
「あーはいはい」
適当に流す赤色
「え」
少しだけ遊ぼっかなー…
こっちだって なめられちゃ困るしね
『ほーんと 油断大敵ですよー?
"オニイサン"』
ドゴォォンッ__
「ガハッ⁉…ッ」
油断している赤色に近づき
頭を掴み脇腹に向かって思いきっり
蹴り技を入れる。
頭を放してやると その場に倒れこんだ
「おそ松兄さんッ‼」
突然なことに慌て出す青色
「クッ…‼ てめぇッ‼ 」
痛そうに脇腹をさすりながら
俺を睨みつける赤色に満面の笑みを見せ
『よくもまぁ…踊らされたもんだな』
「はァ?何言ってんだお前?」
『だーかーら あんたら2人は舞台の上で
くるくる回った人形だってことだよ』クスッ
俺は路地裏の壁沿いにあったゴミ箱に
軽く腰をかけながら 笑ってやった
「だから、
言ってる意味が分かんねぇんだよッ‼」
今にも殴りかかってきそうな勢いのある
赤色が俺に向かってそう言ってきた
あっれれ さっきの蹴り結構
本気で蹴ったんだけどな…
もう立ち上がれるとか、とんだ化けもんだな
『あー…もうそろそろ来るんじゃない?
あんたら使って馬鹿みたいな人形劇
作ろうとしてたやつが』
「キシシシッ…
やっぱ敵わないなァ A君にわァ
あァ、間違えたァ A君じゃなくて
僕の 王様だったァ…キシシッ‼」
そう言って現れたのは
俺の国の唯一の幹部__。
そして
今回の舞台を作り上げた張本人であった____
「キシシシッ…よろしくゥ」
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葵@他人の不幸は? - この作品好きです!……えっと、続き楽しみにしてます!おそ松センパイとの絡みに萌えました(*><*) (2015年12月30日 6時) (レス) id: d41ef80d0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:曇り少女 | 作者ホームページ:http:// abc@.abc@
作成日時:2015年11月22日 19時