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▽ 3 ページ4

『 はぁ…』





ひとつのため息が暗い夜道に響き渡る






最近は 考えなしに俺らに挑んでくる

アホな国が多い





そのため この数週間でどのくらいの

国を潰したのかも わからないほどだ__




そんな 暗い気持ちを抱えいつもの
家までの道を歩いてる時だった





ブンッ_


「…163ッ」


ブンッ_


「…164ッ」




近くの路地裏から奇妙な音と声が聞こえてくる



"ほんの少し 覗いてみたい"



そんな思いが俺の心を埋め尽くす
やはり 自分の欲望には勝てないもので
少し… 少しだけ 覗いてみることにした。






『…? す、ぶり…?』




覗いてみた路地裏では
俺と同じくらいの青年が
野球バットを片手に 素振りをしていた




『うっわー…あんな子 今でもいるんだー』




力が全てとなった 今の時代だ
真面目に 勉強 勉強 言ってるやつや
部活に青春注ぎ込んでるやつなんて
めったに 見れない存在となっていた






ブンッ_


「…186ッ」


ブンッ_


「…187ッ!」





200回が 目標なのか 回数が増えるたびに
少し嬉しそうな顔をする彼


そして ついに195回を回った時だった






「ねぇねぇ ちょっと〜きみ〜

ここで何してんのー⁇ ギャハハハ」





『うっわ』


そこに来たのはいかにも雑魚って感じの
チンピラ共だった。しかも、
何日か前に潰した国の
ナイトたちだった気がする…




変なのに絡まれて 野球少年は大丈夫か?


なんて 軽く考えていて野球少年を見てみると
ギュッとバットを握りしめ下を向いていた



それを見て 雑魚共はニヤニヤと笑ってた
さすがに 止めようかと
路地裏に入って行った時だった







バキッ_


『…はっ?』


何かで人を殴った音が聞こえた
そして 次の瞬間



「 ぁぁあああああぁ"ぁあああああ""‼」



さっきの雑魚共の腕は
" 曲がってはいけない方に曲がっていた "






「ねぇ…なんで…なんで、なんで、なんで

なんで、なんで、なんで、なんで、なんで

邪魔ばっかりするの」









なんて 言いながら 野球少年は
腕をへし折られ嘆いているチンピラ共に


再び 野球バットを振り上げていた__。








満面の笑みを浮かべながら…ね。

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葵@他人の不幸は? - この作品好きです!……えっと、続き楽しみにしてます!おそ松センパイとの絡みに萌えました(*><*) (2015年12月30日 6時) (レス) id: d41ef80d0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:曇り少女 | 作者ホームページ:http:// abc@.abc@  
作成日時:2015年11月22日 19時

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