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『 はぁ…』
ひとつのため息が暗い夜道に響き渡る
最近は 考えなしに俺らに挑んでくる
アホな国が多い
そのため この数週間でどのくらいの
国を潰したのかも わからないほどだ__
そんな 暗い気持ちを抱えいつもの
家までの道を歩いてる時だった
ブンッ_
「…163ッ」
ブンッ_
「…164ッ」
近くの路地裏から奇妙な音と声が聞こえてくる
"ほんの少し 覗いてみたい"
そんな思いが俺の心を埋め尽くす
やはり 自分の欲望には勝てないもので
少し… 少しだけ 覗いてみることにした。
『…? す、ぶり…?』
覗いてみた路地裏では
俺と同じくらいの青年が
野球バットを片手に 素振りをしていた
『うっわー…あんな子 今でもいるんだー』
力が全てとなった 今の時代だ
真面目に 勉強 勉強 言ってるやつや
部活に青春注ぎ込んでるやつなんて
めったに 見れない存在となっていた
ブンッ_
「…186ッ」
ブンッ_
「…187ッ!」
200回が 目標なのか 回数が増えるたびに
少し嬉しそうな顔をする彼
そして ついに195回を回った時だった
「ねぇねぇ ちょっと〜きみ〜
ここで何してんのー⁇ ギャハハハ」
『うっわ』
そこに来たのはいかにも雑魚って感じの
チンピラ共だった。しかも、
何日か前に潰した国の
ナイトたちだった気がする…
変なのに絡まれて 野球少年は大丈夫か?
なんて 軽く考えていて野球少年を見てみると
ギュッとバットを握りしめ下を向いていた
それを見て 雑魚共はニヤニヤと笑ってた
さすがに 止めようかと
路地裏に入って行った時だった
バキッ_
『…はっ?』
何かで人を殴った音が聞こえた
そして 次の瞬間
「 ぁぁあああああぁ"ぁあああああ""‼」
さっきの雑魚共の腕は
" 曲がってはいけない方に曲がっていた "
「ねぇ…なんで…なんで、なんで、なんで
なんで、なんで、なんで、なんで、なんで
邪魔ばっかりするの」
なんて 言いながら 野球少年は
腕をへし折られ嘆いているチンピラ共に
再び 野球バットを振り上げていた__。
満面の笑みを浮かべながら…ね。
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葵@他人の不幸は? - この作品好きです!……えっと、続き楽しみにしてます!おそ松センパイとの絡みに萌えました(*><*) (2015年12月30日 6時) (レス) id: d41ef80d0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:曇り少女 | 作者ホームページ:http:// abc@.abc@
作成日時:2015年11月22日 19時