色の世界で【喧嘩松男主】 (ページ14)

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_「へぇ…白の王様は覗きが趣味ですか」__

身長的に俺の頭上からおそ松の声が聞こえる

見なくてもわかるあいつのニヤけ顔

『な、！覗いてなんかないっ！
たまたまあそこにいただけだ！』

「ふぅーん」

と、おそ松は俺を舐めいるかのように見る

『てゆーか、どけよ腕痛いんですけど』

「あー、ダメダメ A君には
責任とってもらわないといけないから」

『は？何言って』

スッ__

ビクッ___

おそ松は俺の背中にスッ_ と
冷たい手を入れてきた。

『お前…ど、こに手入れて』

「 A君ってさぁ～
こういうの慣れてないでしょ？」

なんて、話しながらもおそ松の
冷たい手は俺の体を撫でるように触ってくる

それにおそ松に図星を突かれ黙り込む

『っ… 』

「クスッ) やっぱ図星なんだぁ～

そりゃそうだよね
さっきから体ビクついてるよ？

…気持ちいんだろ？」ニヤ

『だ、誰が！
男相手に気持ちいとかありえねぇ！』

「じゃ、試してみる？」

『は？』

俺の乾いた返事を合図と言わんばかりに

おそ松の顔が近づいてきた。

逃げようとしても
片手で両手を頭の上で押さえつけられてて

顔を背けようにも
あいつが手で顔を固定してるので意味がない

どうしよう

どうしよう

どうしよう

「いっただきまーす」

『…ん』

成す術なくあいつに唇を喰われた。

少しの間我慢すればいい

我慢すれば終わる

終われ終われ終われ …！

その時だった。

『…っ⁉ ん、ぅぁ…⁉』

チュッ__

クチュッ_

やらしい音が路地裏に響き聞こえてくる

『ッ…んっ、や…だ…ふっ』

逃げても逃げても逃げても

逃がさんとばかりに舌を絡めてくる

チュッ_

クチュッ_

いつの間にか腕の束縛は取れていた

『おそ…ま、んっ息…ぅ』

息が続かない_____

息が続かなくておそ松にすがる

俺を見ていつもの余裕の笑みを浮かべる

あいつが目に入った。

___ あぁ…こいつ、わざとだな ____