兄ちゃんのマネのはなし６ ページ12
「っぐあ、くそぉ……！」
「なんなんだあいつ、、、！」
Aたちが走り込んできた時には遅かった。
そこかしこに大好きな兄ちゃんたちが膝をつき、倒れる中、さっきモビーで見た大男は笑っていた。
「ギャハハ、なんだ楽勝じゃねえか！！話にならねえ！！おいお前ら！さっさとこの島取り返すぜェ！！！」
「……兄ちゃんたちをいじめたのはオマエだな」
ぎろりと睨む先では愉快そうな大男。Aの怒りは頂点に達していた。
「兄ちゃんたち、倒れてるみんなを姉ちゃんのところへ。手の空いてる人にも声掛けて！はやく！」
「あ、ああ！」
「わかった！！」
一緒に来たクルーに怪我人の回収を頼むとAは大男に向き直った。
「次のお相手はこーーんなチビッ子か？そんなに死に急ぎてえかガキンチョ！！」
「……死ぬのはどっちかな」
ぶわりと殺気立つAはいつもモビーを騒がせる末っ子のそれとはまるで違っていた。
「ほう、さっきのヤツらとは別物らしいな」
ゾクゾクと悦な顔を浮かべる大男に相対してもなお崩さない勝気なAの顔に今度こそ本気になった大男は銅のソードをべろりと舐めて先手必勝、と飛び上がった。
ギン、ギィィ、ダダダ、ギィン、
大男はその体格から繰り出す大ぶりの剣筋でAを襲う。対してAはその大ぶりを受け止めるでなくいなすようにして避け、少しづつ動作が早くなってきた悪魔の実の能力で水の槍を繰り出し、応戦していた。
「ハァ、ハァ、認めてやろう。この青銅のスターリン様が！！」
「……いらないけ、どっっ！」
かすり傷は負っているもののどれも浅い。対して肩や腕を槍で貫かれている大男は重傷のようで度々ふらついている。
「っ、くそ、ちょこまかと……！」
「遅い、よ！！！」
スピードの早いAの動きに大ぶりの剣筋では間に合わない。何度も空振りし、更に水の槍の防御に追われ、大男は苛立っていた。
「くそ！くそ！！おい！このガキを仕留めろ！剣でも銃でも構わん！殺せ！！」
「……わあ、往生際が悪いね｣
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森の妖精(プロフ) - マナさん» 実は新しいお話を考えていて2年後の世界を創造中です！色々本編にも触れてその手のちょい落ち込み系の主ちゃんを書きたいも思ってます！その時になってしまいますが詳しく内容お聞きしたく存じます！ (2022年10月12日 19時) (
レス) id: 89758912f0 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！！リクエストとかって可能ですか，？もしできたらちょっと成長した夢主ちゃんの病んだやつが見てみたいです，！！ (2022年10月11日 20時) (レス) @page6 id: b0901846b6 (このIDを非表示/違反報告)
森の妖精(プロフ) - しろごまさん» やったあああああああああ！！！！！！！パパだーーーーーいすき！！！！！！コメントありがとうございます！！！ (2022年10月11日 17時) (レス) @page6 id: 89758912f0 (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 親父ｨｨｨｨｯァァァー!?!?好き(真顔) (2022年10月11日 16時) (レス) @page6 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森の妖精 | 作成日時：2022年10月9日 2時
