桜の季節…After that

登坂side ページ32

そして


一緒に入ってた手紙を読み






臣「………ここまで来るとおもしれぇじゃん」






と呟いてると


玄関のドアの音がして






《がんちゃん！りゅうちゃん！》






と叫ぶ広輝の声がしたから


俺はリビングへと戻った…







臣「隆二も一緒じゃん！」



岩「さすがに隆二さんには知ってもらってた方がいいと思って呼びました笑」



隆「いきなり電話かかってきて
びっくりしたわ汗
んで､何があった？」



臣「んあぁ…実はな」






俺は広輝に咲桜を見てくるように伝えて


2人を仕事部屋へと入れると






岩「えっ…」



隆「なんだこれ…」






2人は俺が散らかしっぱなしだった写真を見て


言葉を失ってた…







臣「これ…全部……Aの写真」



隆「まじかよ…」



岩「………」



臣「あぁ､まじ」



隆「広輝と咲桜も写ってる写真あんじゃんか！」



臣「けど…俺の写真は1枚もねぇよ？」







と写真を1枚1枚見てる2人に言うと






隆「確実…喧嘩売られてんな､これは」



岩「まじで犯罪だろ」






と言って


眉間にシワを寄せて


今にもキレそうな顔をしてた…


そんな2人の隣で一緒に写真を見直した…







隆「おい！臣！」



岩「臣さん！」



臣「なに？」



隆「お前…写真見て気付いたか？」



臣「え？」






隆二に渡された写真を手に取ってみると


そこにはNAOTOさんがAと写ってた…







臣「NAOTOさんは切られてねぇじゃん！」



岩「そこじゃないっすよ！！汗」



臣「なんだよ汗」



岩「後ろの背景っす！汗」



隆「これ､Aちゃんの楽屋だろーが！汗」



臣「えっ…」






岩ちゃんと隆二に言われて


後ろを見ると


ほんとにAの楽屋だった…






臣「……………て事は「かもな」っ､」



隆「LDHの人間だろーな」



岩「それにAちゃんが気付いて
HIROさんと話に行ったんじゃないっすか？」



隆「なんなら
楽屋を調べる為に…」



臣「っ､」






まじかよ…


もしカメラがあったとしたら…


あいつが楽屋にいる間の事…


全部撮られてるって事じゃんか…






臣「………隆二､岩ちゃん」






隆二には手紙…


岩ちゃんにはダンボール箱を渡した…






臣「ここまで来ると笑えるだろ？」



隆「臣…」



臣「まるで自分とAが
愛し合ってるかのように書いてやがる」



岩「臣さん…？」






俺が邪魔じゃなく


お前が邪魔なんだよ…

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