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咲桜が無言で
私と繋いでた手を離して
臣が寝てる寝室へと走って行くから
私は臣を休ませてあげたくて
咲桜を連れ戻しに寝室へと追いかけると
寝室のドアが開いていて
泣いてる咲桜を臣がぎゅっと抱きしめていて
そんな臣と私は目が合った…
『………』
だから
寝室へと入ろうとしたら
臣が「俺に任せろ」と言うように
微笑みながら首を横に振るから
私は寝室に入るのをやめ
リビングへと戻り
朝ごはんの用意に取り掛かった…
しばらくして
広「まま?」
と元気のない声で呼んで来て
キッチンに立つ私の後ろから抱きついてきた…
『広輝?どーしたの?』
私は広輝と目線を合わせる為にしゃがみ
広輝の頭に手を乗せた…
広「ううん、なんもない」
『ん?
何かあるならちゃんと言って欲しいなぁーって
ママはいつも言ってるでしょ?』
と優しく言うと
広「ちょっとママにぎゅってしたくなっただけ」
と寂しそうな表情を残して微笑んだ…
そんな広輝を見て
なんで急に甘えてきたのか
私はすぐに分かり
『そっかぁー笑』
と言って広輝をぎゅっと抱きしめた…
『広輝、咲桜を呼んできてくれてる?笑』
広「え?」
『パパの所に居るから
ご飯出来たよ!ってさ!笑』
広「うん!!笑」
広輝はさっきとは違って
すっごく嬉しそうな笑顔で
臣の元へと走って行った…
『ふふっ笑』
広輝は小さな頃から
ほんと聞き分けのいい子で
臣と再会する前の2人の時も
私が歌手として仕事するようになった時も
私が勝手に臣から離れた時も
私が乳がんと闘ってる時も
1番我慢させてしまってた…
『っ、』
臣の元へ戻ってきた時
1番喜んでたのは広輝だった…
あの笑顔は忘れもしない…
パパが大好きで
パパに甘えたいのに
広輝は優しいから
咲桜のために
自分から中々パパに甘えに行けないんだよね…
『ごめんね…広輝っ、』
嬉しそうに走って行った広輝が
見えなくなった途端
私の目からは涙が溢れた…
その涙が止まんないまま
私は朝ごはんの用意を済ませて
3人が来るまでに
キッチンで隠れるようにして涙をとめた…
『っ、』
3人の声が聞こえてきて
臣だけがキッチンへと来たから
私はバレないように
臣に笑顔を向けたのに
臣は何も言わず私を優しく抱きしめてくれた…
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めぐみ - 遂に誰かがわかるんですね。 (2021年1月10日 12時) (レス) id: 3a49d4ae63 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - ユキさん» 私の所はやらないんです(TωT)大泣き (2021年1月9日 14時) (レス) id: afe25f7b90 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - Riさん» 今日ミュージックフェアEXILETRIBE出るから楽しみですね(*≧∀≦*) (2021年1月9日 13時) (レス) id: 5f63e3cc55 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - めぐみさん» やっと更新出来ました(´TωT`)色々忙しくてかなりゆっくりですが頑張りますね! (2021年1月9日 12時) (レス) id: afe25f7b90 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ - 更新ありがとうございます。もうストーカー止めて欲しいですね。 (2020年12月29日 0時) (レス) id: 3a49d4ae63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ri | 作成日時:2020年4月28日 16時