桜の季節…After that

登坂side ページ23

すると


咲桜だけが寝室に戻ってきて


ベッドへ乗ってきて


俺が寝てる隣に座り込んだ…






臣「さくら？どーした？」



咲「パパ…ねんね…するの？」



臣「もうちょいな？汗
てか､なんで泣きそうなんだよ！笑」






咲桜は目に薄ら涙を溜めていて


俺は優しく涙袋を撫でた…







咲「ふぇっ…だってぇ〜っ､」



臣「なに？笑
またママに怒られたか？笑」



咲「おこられてないもんっ､」



臣「ならなに？笑」



咲「パパがおやすみのときぐらい
いっしょにごはんっ､
たべたいだけなんだもんっ､
だから､おきてほしいんだもんっ!!」







と咲桜は言って


声を上げて泣き始めた…




俺は咲桜の言葉を聞いて


確かにしばらく休みがなかったから


一緒に朝ごはん食べる事なんて


何ヶ月ってなかったと気付いた…汗






臣「そうだったな…
ごめんな？咲桜？」






と咲桜を泣き止ませてると


広輝が寝室に入ってきた…







広「さくらぁー､
ごはんできたよー！」



臣「おう､広輝､おはよ！」



広「パパ､おはよ！」



臣「パパが咲桜連れてくから
ママにパパのご飯もお願いしといて？笑」



広「またわがまま言ったんだろ？汗」







広輝は呆れたような表情で


咲桜を見つめてて


そんな広輝を見て



ほんとどんどんお兄ちゃんになってくなぁー



と改めて思った…


最近､まじで


子供らと過ごす時間なんてなかったから…






臣「こんなのわがままに入ってねぇよ！笑
広輝､おいで？」






俺が呼ぶと


広輝はパッと笑顔になって


俺の横へと座りに来た…


だから


俺はそんな広輝と咲桜をぎゅっと抱きしめた…






広「パパにぎゅってしてもらったの
ひさびさだぁ笑」



臣「だろ？
パパ､お仕事忙しかったからなぁ〜
2人ともごめんなぁ〜」



広「カッコイイパパがだいすきだから
こうき､さみしくない!!」



臣「ほんとか？笑」



広「うん!!」



咲「さーちゃんはさみしいもん!!
にいにはにいにだからさみしくないんだもん!!」



臣「そーだよな､咲桜！笑
でもな？
ほんとはにいにも寂しいって思ってくれてると
思うんだぁーパパは！笑」






俺は咲桜の頭に手を乗せ


そして


広輝の頭にも手を乗せて優しく撫でた…






咲「え？」



臣「だよな？広輝？笑」



広「パパ…」



臣「パパはちゃーんと分かってっから！
広輝もたまにはわがまま言っていいんだぜ？笑」






と俺は広輝に優しく微笑みかけた…

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