桜の季節…After that

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臣が私から目線を外したから


私は臣の目線を追うように顔を移動させた…





臣「なんだよ！」



『気になんないなんて嘘……でしょ？』





と臣の目を真っ直ぐ見つめて言うと


臣はびっくりしたように一瞬目を見開いた…


でも…


それはほんと一瞬の事で


すぐにいつもの優しい目に戻り





臣「嘘だとしても
それは俺が傷付いてるとか病んでるとか
そんなんじゃねぇから！」





と優しく微笑んで私の頭を撫でてくれた…





『おみ…』



臣「だからさ､気にすんな！」



『でも…結構ひどい事もあるじゃんか！汗』





と私が言ったら


臣が「ﾁｯ」と舌打ちして


自分のおでこに手を当てた…汗






三-臣隆健「え？」





隆ちゃんと健ちゃん以外は知らなかったんだ…汗





N「どういう事？臣」



美「女遊びしてるくせに！」



直「え？汗」



臣「ちょっ「Sakuraには合わない！」っ､」



美「Sakuraが可哀想とか色々ね？」





美咲さんが何も知らないメンバーに


普通の顔して答えた…





E「ほんとなの？臣…」



岩「臣さん!?」



臣「……あぁ」



N「なんで言わねぇんだよ！汗」



臣「別に何とも思ってないっすから！」



『臣…』



臣「ただ…」





臣は私を


申し訳なさそうな顔で見つめてきた…






『ん？』



臣「今日の帰りに話したように
俺がAとの交際を初めて公表した時に
Aはこれ以上の事を
俺のファンに言われてた…」



『っ､』



臣「だから…
こいつは今の俺以上に辛くてショックな思いを
してたんだろうな…って思うと
スゲー辛いんすよね…」



『おみ…』



臣「スゲー辛いはずなのに
こいつは弱音すら吐かずに
いつも笑顔で俺に元気をくれてたんだ…笑」



美「じゃあ､
臣くんが凹んでる場合じゃないね！」



臣「あぁ笑
そーゆー事っす！
凹んでる時間があったら
今度は俺がAに似合う男にならねぇとな！
って思ってますから笑」





と言ってくれた臣が


すっごくカッコよくて


言ってくれた言葉が


すっごく嬉しくて


私は飛び付くように臣に抱きついた…





臣「うわぁ！！
お前､いきなりは受け止められねぇって！汗」



『んもぉー嬉しくてたまんない！！』



N「ははっ！笑」



健「さすが臣ちゃんや！笑」



隆「強くなったな！臣！笑」



臣「強くなんねぇと
Aと広輝､咲桜を守ってやれねぇからな！笑」





と臣は


臣に抱きついてる私の後頭部を撫でてくれた…

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