桜の季節10[Final]

登坂side ページ13

臣「そっか､」



『え？』



臣「なら仕方ねぇな笑」



『機嫌戻った？汗』



臣「あぁ笑」



『よかったぁー､汗』






Aは俺にもたれかかってきた…､






『っ､』



臣「A？」



『ちょっと…このまま居て､』



臣「気分悪ぃ？」



『うん､ちょっと…､』



臣「横になるか？」



『ううん､このままがいい…』







と言って､俺の胸に顔を埋めて目を閉じた…､


俺はAを優しく抱きしめ…､


頭を撫でた…､






岩「急に来るんすね…汗」



臣「あぁ」



健「キツいやろうけど､
これを乗り越えなあかんしなぁー汗」


隆「だね…汗」



臣「っ､」








A…､



お前が眠ると…、



スゲー不安になるんだ…､








直「臣､どうした？」



健「なに泣いてんねん！汗」








え？







臣「………泣いてたんだ､汗」







俺は慌てて涙を拭いた…､







臣「………怖くなんだよ､」



隆「え？」


岩「臣さん？」



臣「Aが眠ると､スゲー不安になる､」



N「それは…」



臣「……目覚めなかったらっ､って､」



E「おみ…」


健「そんな事思てたんか？1人で…」



臣「あぁ､スゲー怖いっ､」








俺は眠るAを包み込むように…､


抱きしめた…､







臣「何処かで…､」



隆「ん？」



臣「覚悟も必要なんだよ…っ､」



三優「っ､」



臣「もちろん､助かるって！治るって！
信じてる!!」






けど…､






臣「けど…､なにがあるか分かんねぇ､」



隆「臣」



臣「隆二！
それは俺がAの旦那だから､必要な事だと思うんだよ､」



隆「っ､」



臣「隆二､そしてみんなは…､
Aが治る事だけを考えてやってて欲しい､
お願いします､」



N「頭上げな！」


直「お願いされなくても､
みんな分かってる！」


健「せや！
臣ちゃん､覚悟も必要かも知れへんけど､
1番は治るって信じてやれよ！」



臣「あぁ､もちろん！」



隆「臣にも､Aちゃんにも､
俺らがついつてる！」



臣「隆二…サンキュっ､」



E「もっと頼ってよね！笑」


岩「そうっすよ！
俺の憧れの夫婦なんですから！笑」



臣「ELLY､ありがとな！
岩ちゃん､ずーっと憧れられる夫婦で居るよ笑
ほんと､みんなありがとうっ､」







頭を下げながら…､


Aの頭を優しく撫でた…､

14→←12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す