検索窓
今日:94 hit、昨日:119 hit、合計:383,857 hit

36 ページ36

臣くんと私のアパートへ…


帰って来て…、


後寝るだけにして…、





『臣くん?寝よ?』




って言ってるのに…、

臣くんは私を抱き上げ、ソファーに座り…、

向き合う体制で、私を臣くんの膝に跨がせた…、




そして…、




強く…強く抱き締めた…、







『臣くん?』


臣「やっと抱き締められた…」


『え?』


臣「…………なんで言わねぇの?」






臣くんの声が怒ってるように低い…、


私…、


何かした?






『なに言ってるの?』


臣「辞めたくねぇんじゃねぇの?」


『え………ちょっと待って!汗』


臣「なに?」


『私…辞めたくないなんて言ってないよね?』


臣「あぁ、言ってねぇ」


『じゃあ、なん「大切な場所なんだろ?」……っ、』






臣くんの声が優しくなった…、




聞いたんだ…、


美咲さんに…、






『………聞いたんだね、』


臣「A?
確かに、俺はイヤだよ?
俺以外の男に触られんのも、俺以外の男に酔っ払ってる…あんな可愛いAを見られんのも!」


『……っ、』


臣「けどさぁ…、
あの場所はパパとママとの想い出の場所なんだろ?
だったら、俺の事はいいから!
ほんとの事言ってみ?」


『んっ…ッッ、でもっ…ッッ、』





臣くんが頭に手を乗せてきた瞬間…、

私は涙が止まんなくなった…、





臣「ん?」


『覚えてないんだもんっ…ッッ、』


臣「A…」


『パパとママと3人で住んでたとかっ…ッッ、』


臣「うん、」


『パパがバーテンだったとかっ…ッッ、
何にも覚えてないんだもんっ…ッッ、
だからっ…何か思い出せるかもってっ…、』


臣「うん」


『思ってっ…働かせてもらったのっ、
けどっ…何にも思い出せないっ…ッッ、
確かにっ…何か懐かしい感じはしたっ、
でもっ…それだけっ、
それかっ…店で寝ちゃうとよくパパとママの夢を見るぐらいっ…、』






それじゃあ…、

意味が無い…、






『そんなのっ…ツラいだけだもんっ!!』


臣「……っ、」


『だからっ…ッッ、』


臣「ん?」


『もういいのっ、
それにっ…臣くんのツラそうな顔を見る方が…、』






私は臣くんの頬に手を添えた…、





『ツラいっ…ッッ、』





と泣きながら、臣くんを見つめた…、

すると、臣くんの目が揺れた…、

そして…、

優しく微笑んでくれた…、






臣「ほんとお前って奴は…笑」





と言って、私の頬に手を添え…優しく撫でた…、

登坂side→←35



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (141 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
613人がお気に入り
設定タグ:三代目 , 登坂広臣 , 今市隆二
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

玄ちゃん(プロフ) - Riさん» そんなに泣かないで〜ヽ(д`ヽ) Riちゃんのペースで大丈夫だから(o・ω・o) (2018年12月25日 13時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - 玄ちゃんさん» ごめんなさい…、気を付けます。゚(゚⊃Д⊂゚)゚。 (2018年12月25日 11時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - ちょくちょく誤字脱字あるから、良く見直した方がいいよσ(^_^;)? (2018年12月25日 10時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - みーやんさん» こんばんは!コメントありがとうございます!笑、好きやと言って頂いて、凄く嬉しいです!更新頑張ります笑 (2018年12月24日 22時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
みーやん(プロフ) - 一気読みしました!凄く好きなストーリーですね。早く続きみたいです (2018年12月24日 17時) (レス) id: 69df85d426 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Ri | 作成日時:2018年12月18日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。