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臣くんと私のアパートへ…
帰って来て…、
後寝るだけにして…、
『臣くん?寝よ?』
って言ってるのに…、
臣くんは私を抱き上げ、ソファーに座り…、
向き合う体制で、私を臣くんの膝に跨がせた…、
そして…、
強く…強く抱き締めた…、
『臣くん?』
臣「やっと抱き締められた…」
『え?』
臣「…………なんで言わねぇの?」
臣くんの声が怒ってるように低い…、
私…、
何かした?
『なに言ってるの?』
臣「辞めたくねぇんじゃねぇの?」
『え………ちょっと待って!汗』
臣「なに?」
『私…辞めたくないなんて言ってないよね?』
臣「あぁ、言ってねぇ」
『じゃあ、なん「大切な場所なんだろ?」……っ、』
臣くんの声が優しくなった…、
聞いたんだ…、
美咲さんに…、
『………聞いたんだね、』
臣「A?
確かに、俺はイヤだよ?
俺以外の男に触られんのも、俺以外の男に酔っ払ってる…あんな可愛いAを見られんのも!」
『……っ、』
臣「けどさぁ…、
あの場所はパパとママとの想い出の場所なんだろ?
だったら、俺の事はいいから!
ほんとの事言ってみ?」
『んっ…ッッ、でもっ…ッッ、』
臣くんが頭に手を乗せてきた瞬間…、
私は涙が止まんなくなった…、
臣「ん?」
『覚えてないんだもんっ…ッッ、』
臣「A…」
『パパとママと3人で住んでたとかっ…ッッ、』
臣「うん、」
『パパがバーテンだったとかっ…ッッ、
何にも覚えてないんだもんっ…ッッ、
だからっ…何か思い出せるかもってっ…、』
臣「うん」
『思ってっ…働かせてもらったのっ、
けどっ…何にも思い出せないっ…ッッ、
確かにっ…何か懐かしい感じはしたっ、
でもっ…それだけっ、
それかっ…店で寝ちゃうとよくパパとママの夢を見るぐらいっ…、』
それじゃあ…、
意味が無い…、
『そんなのっ…ツラいだけだもんっ!!』
臣「……っ、」
『だからっ…ッッ、』
臣「ん?」
『もういいのっ、
それにっ…臣くんのツラそうな顔を見る方が…、』
私は臣くんの頬に手を添えた…、
『ツラいっ…ッッ、』
と泣きながら、臣くんを見つめた…、
すると、臣くんの目が揺れた…、
そして…、
優しく微笑んでくれた…、
臣「ほんとお前って奴は…笑」
と言って、私の頬に手を添え…優しく撫でた…、
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玄ちゃん(プロフ) - Riさん» そんなに泣かないで〜ヽ(д`ヽ) Riちゃんのペースで大丈夫だから(o・ω・o) (2018年12月25日 13時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - 玄ちゃんさん» ごめんなさい…、気を付けます。゚(゚⊃Д⊂゚)゚。 (2018年12月25日 11時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - ちょくちょく誤字脱字あるから、良く見直した方がいいよσ(^_^;)? (2018年12月25日 10時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - みーやんさん» こんばんは!コメントありがとうございます!笑、好きやと言って頂いて、凄く嬉しいです!更新頑張ります笑 (2018年12月24日 22時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
みーやん(プロフ) - 一気読みしました!凄く好きなストーリーですね。早く続きみたいです (2018年12月24日 17時) (レス) id: 69df85d426 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ri | 作成日時:2018年12月18日 21時