桜の季節2

登坂side ページ29

かなり酔ってんな…､



臣「バカか？」


『え？』


臣「俺と隆二の仕事は？」


『三代目様！笑』


隆「様って笑」


臣「だったら分かるだろ？
簡単に歌えねぇの！」


『あっ！そうだよねぇ…ごめん！笑』


隆「ふははっ笑､
Aちゃんって､ほんと可愛いよね！」


『ほんと？笑』




え？汗




隆「あぁ笑」


『ありがとう笑､
隆二さんもカッコイイよ！笑』





いやいや…汗

素直過ぎだろう…汗





隆「ははっ笑､ありがとね！臣は？笑」


『臣くんもカッコイイよ！笑
私には勿体ないぐらいに！笑』


臣「お前､酔ったらどんだけ素直なんだよ…汗」


『へへっ笑､ダメ？』





マジでヤバいわ…､

可愛過ぎる…､





臣「俺以外の奴の前ではダメ！」


隆「だろうな笑」




ボックスに居た客達が帰り出した…､




さっきAにベッタリだった客が､こっちへ寄ってきて…､




客「Aちゃん！またね！」


『はいっ笑､
ちょっと､飲んでてね！』




と俺らに言って､カウンターを出て､店のドアを開けた…､





客「一緒に帰る？笑」





とまたAの腰に手回してるし…､





『帰りません！笑』


客「えぇー」


『えぇー！って私のセリフですから！笑
ほら､置いてかれてますよ？』


客「てか､腰折れ『ませんから!!』」





と客の手を退かせ､帰らせた…､





美「ちょっと送って来るから､看板消しといて！」


『はいっ笑
行ってらっしゃい！』




と看板消して､ドアを閉めた…､





臣「ちょっと来い!!」


隆「だって笑」


『え？なに？』





Aが俺に近寄って来たから､俺はAの腰に手を回して､抱き寄せた…､




臣「折れそうな腰してんの？」


『え？あぁ……みたい笑』


隆「ふははっ！臣､酔ってるからダメだって！」


臣「ったく…､笑ってんなよ！」


『朝はマジで砕けたけどね？笑』





と意地悪そうに笑い､カウンターに入った…､





隆「お前､どんだけやったんだよ！汗」


臣「マジで止まんなかった…汗」


『隆二さん！聞いてくれます？』


隆「なに？笑」


『１回って言ったのにんーっ!!』





俺はAの口を手で塞いだ…､





臣「お前､ちょっと黙っとけ！汗」


『んもうっ!!苦しいじゃん！』


臣「要らねぇ事言うからだろ？汗」


隆「んで？なに？笑」


『でね！１回って約束んーっ!!』


臣「マジで怒るぞ」






隆二は横で笑ってるし…､

もうほんとやだわぁ…､

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