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ほんとカッコよすぎる…、




臣「A?」


『ん?』


臣「昔の事…まだ怖い?」





臣くんは困ったような顔をして…、

私を綺麗な目で見つめてきた…、





『………っ、』


臣「怖いなら怖いっつってくれてい!
その代わり、なにが不安でなにが怖いか言って?」


『臣くんっ…』


臣「じゃねぇと、
Aの不安も恐怖も取り除いてやれねぇからさぁ…、」






私は胸が苦しくなった…、






『………ッッ、』






私は臣くんの方を向いて…、

臣くんの胸におでこを当てて…、

臣くんの服を強く握った…、





臣「A?」





と言って、私を優しく抱きしめてくれた…、







〜臣side〜

『なんかっ…分かんないけどっ…ッッ、』





とAは苦しそうな声で話し出した…、





臣「ん?」


『苦しっ…ッッ、』





と言って、片方の手で自分の胸の部分の服を強く握った…、


俺はそのAの手に自分の手を重ねた…、


すると、Aの手が震えてて…、


Aの目から一気に涙が溢れ出した…、





臣「………A、」


『おみくんっ…ッッ、』


臣「ん?」


『ごめんっ…ッッ、』


臣「なんで謝んの?」


『私っ…待ってるって言葉を言うのがっ…ッッ、
怖いのっ…ッッ、』


臣「うん、」


『ほんとはねっ…ッッ、』


臣「ん?」


『臣くんにっ…ご飯作って待ってるね!とかっ…、
言いたいのっ…ッッ、』


臣「A…、」


『けどっ…ッッ、ここまで出てるのにっ…ッッ、』




Aは自分の首を触った…、




『声にならないのっ…ッッ、』


臣「A?
無理に言おうとしなくていいから!」


『っ…ッッ、』


臣「自然と言えるようになるよう…、
俺がするから!」


『………おみくんっ、』


臣「後は?」


『なにがある?ってっ…、聞かれるとっ…、
分かんないっ…、でもねっ、』


臣「うん、」


『おみくんのっ…、1つ1つの行動でっ…、
すごく安心する時があるっ…』




え?

俺の行動?





臣「どういう事?」


『例えばっ…、
さっきみたいにっ…、私の目の前でっ…、
普通に携帯触ったりしてくれるだけでっ…、
何も無いんだってっ…安心するのっ、』





あぁー汗

そういう事な…、





『昔はっ…途中からそんな事無くなったからっ、
だから、そんな些細な事でっ…安心するっ、』


臣「ごめんっ、
それはマジで無意識だったわ…汗」


『っ、』





俺は堪らなくなって、Aを抱き寄せた…、

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玄ちゃん(プロフ) - Riさん» そんなに泣かないで〜ヽ(д`ヽ) Riちゃんのペースで大丈夫だから(o・ω・o) (2018年12月25日 13時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - 玄ちゃんさん» ごめんなさい…、気を付けます。゚(゚⊃Д⊂゚)゚。 (2018年12月25日 11時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - ちょくちょく誤字脱字あるから、良く見直した方がいいよσ(^_^;)? (2018年12月25日 10時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - みーやんさん» こんばんは!コメントありがとうございます!笑、好きやと言って頂いて、凄く嬉しいです!更新頑張ります笑 (2018年12月24日 22時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
みーやん(プロフ) - 一気読みしました!凄く好きなストーリーですね。早く続きみたいです (2018年12月24日 17時) (レス) id: 69df85d426 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ri | 作成日時:2018年12月18日 21時

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