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登坂side ページ13

『……知ってたよ、』


隆「Aちゃん?」


『全部…、』


臣「……」


美「A…」


『私の為に、わざと奥さんの名前呼んで…、
私を抱いてた事も…、奥さんと別れようとしてた事も…、全部知ってるよ?』


T「だったら…」


『そう…、
もっと早く別れるべきだった…、
お互いがお互いに依存しちゃう前に…、』


美「A…」


『でもっ…離れられなかった、』


臣「A…」


『臣さんと別れて…、先輩に出会うまで…、
1人で必死に頑張ってきて…、
頑張った事を褒めてくれる人も…、
愚痴や弱音を吐ける人も居なくて…、
でも、広輝の為に…必死に頑張ってきた…、』


隆「Aちゃん…」


『で、先輩に出会ってっ…、
ある日、褒めてくれたのっ…、
「1人でよく頑張ってるね!」って!
「偉いね!」って頭を撫でてくれたのっ…、
その一言でっ…、私の中の何かが壊れたようにっ…
涙が止まらなくなったっ…、』


臣「………っ、」


『先輩に妻子が居るって知らずにっ…、
甘えてっ…頼っちゃったっ……私が悪いのっ…、
ダメだって分かってるのにっ…、
また1人になるのが怖くてっ…、離れられなかったんだよっ…、』


美「A…」


『でもっ…もうほんとにダメだって思ったから、
別れた…、
そして…しばらくして隆二さんに会った…、』


隆「そうだったんだ…、」


『隆二さん、
あの短時間で広輝を手懐けちゃうし…、
私の目の前で臣さんとの電話出るし…、
広輝と友達になったとかいうし…、
隆二さんが一体何をしたいのか分かんなかった…』


臣「はぁ?
Aの前で電話してたの?汗」


隆「あぁ、Aちゃんが「臣」って名前にどんな反応すんのか見たかったし!笑」


T「あざといねぇー笑」


臣「ほんと…それっす汗」


『ふふっ笑』


臣「なに笑ってんだよ!」


『隆二さんに出会ってなかったら、
臣さんと再会する事は無かったんだなぁーと、
思ってさ…、』




Aはまた涙を溜めてた…、





『私はっ…先輩の事を愛おしいとか愛してるって、思った事はないのっ…、』


臣「A…」


『確かに好きだったっ…、
でも、ただ恋しただけでっ…愛にはならなかった…、私が愛おしいとか愛してるって想うのはっ…、
ずーっと臣さんだけだもんっ…ッッ、』


臣「っ、」


『ほんとだからっ…信じてっ…ッッ?』





Aは泣きながら、俺の目を真っ直ぐ…、

見つめてた…、

その目を見れば、嘘じゃないって分かった…、

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玄ちゃん(プロフ) - Riさん» そんなに泣かないで〜ヽ(д`ヽ) Riちゃんのペースで大丈夫だから(o・ω・o) (2018年12月25日 13時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - 玄ちゃんさん» ごめんなさい…、気を付けます。゚(゚⊃Д⊂゚)゚。 (2018年12月25日 11時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - ちょくちょく誤字脱字あるから、良く見直した方がいいよσ(^_^;)? (2018年12月25日 10時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - みーやんさん» こんばんは!コメントありがとうございます!笑、好きやと言って頂いて、凄く嬉しいです!更新頑張ります笑 (2018年12月24日 22時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
みーやん(プロフ) - 一気読みしました!凄く好きなストーリーですね。早く続きみたいです (2018年12月24日 17時) (レス) id: 69df85d426 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ri | 作成日時:2018年12月18日 21時

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