2６ アメリの仮説 ページ27
悪魔学校『バビルス』全６学年在校生666名 数多の悪魔が共存する学内で その秩序を保ち監督する集団こそ 高潔にして冷血悪魔のエリート 生徒会 である そしてその生徒会の生徒会長こと
アザゼル・アメリである
アメリ＊窓ガラスを割るなど…嘆かわしい 悪魔が下らん悪行をするな どうせなら 壁くらい壊せ
そう言っているアメリの背後には壊れた壁が
モブ＊はひっ
モブ＊流石生徒会長！
モブ＊悪魔の中の悪魔だ…！
？＊会長 特待生そして謎の多き悪魔ですが 教室にはいませんでした
アメリ＊そうか
？＊それと例の「木」ですが調べた所不審な点は特になし ですが 珍しい色で美しいと評判になっていて 見物客で大賑わいでした
？＊のんきな…
？＊そういえば 会長 あの木と「人間」がどうとか仰ってましたが…まさか会長…「人間」なんて信じてるんじゃ…
？＊オイッ！馬鹿を言うな！
？＊ですよねー人間なんて迷信ですもんね！
アメリ＊「いる 人間はいる!! 一部の高位階悪魔にしか知らされていないが人間と悪魔は古より「欲」を糧とした契約関係にあったのだ 今 私は一つの仮説を立てている 特待生イルマそして謎の多き悪魔Aこいつらが人間であるという仮説だ」では私は仕事に戻る
？＊我々は見回りを続けます
そう聞いたあと生徒会室に静かに入る パタン…
アメリ＊「そう 私は知っている人間が実在するという真実を 人間の存在を証明する確かな証拠があるのだ」
本棚に入っている本をどけ本棚にある魔法陣に手をかざし呪文を唱えるすると本棚の奥からまた別の本棚が出てくる ゴゴゴゴｺﾞﾝ…
アメリ＊「我が家系に代々伝わりし 秘蔵の品にして 人間界の事象を記した 禁書」
フゥー スー… カｯツ
アメリ＊よし!!
そう言い勢い良く禁書を開く バッ
？＊いっけなーい遅刻遅刻！「私 星野 凛(16) 只今 絶賛遅刻中！」新学期早々遅刻なんて〜もう最悪！
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作者名：白猫YYYY | 作成日時：2024年2月9日 2時
