関西弁のサポート女子

【寝落ち注意】すやり ページ6

そこからは特に変わったことも無く順調に買い物を進めて家に戻ると、てつやも起きているし皆到着していた。

「ただいまぁー」

「あ、おかえり。ごめんね、ありがとう」

パタパタとあまり私と身長がかわらない虫さんが玄関に走ってきてひょい、と荷物を受け取ってくれる。

「買うもの多すぎ！」「ごめんって」「気をつけてよほんと」

荷物の袋をガサガサと鳴らしながら撮影部屋に向いて歩くりょうくんと虫さんを手ぶらで追い掛ける。

これからもう撮影が始まりそうな雰囲気があるので私は大人しくリビングでソファーに寝っ転がってこの前隠されたスマートフォンをいじる。

のんびりTwitterを見ていると撮影部屋からいつもの挨拶と笑い声がした。

相変わらず元気だなぁ、と思いながら私はYouTubeを開いて彼らの動画を何本も見た。

短いのに長いの、人が少ないのに多いの、かっこいいのにダサいの、……本当にたくさんの動画を見た。

……夢の中で。

ハロウィンのお菓子を作ってくれました→←(後編)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す