【メンバーと】初めての買い出し ページ4
あのサブチャンネルから1週間、いつもの曜日にいつもの時間。
てつやの家に着くと既に虫さんとりょうくんがいた。
りょうくんはソファに座ってスマホを触る、虫さんは撮影の用意をしていた。
どうやらてつやはまだ寝ているらしい。
「安定に2人しかおらんやん」「もう慣れたでしょ」なんて中身のない会話をしていると、虫さんの普段から高いのにそれよりも更に高い"あれ"という声が響いた。
「おっかしーなー…買っといたはずなのに忘れてた?……んー…A、着いたところ申し訳ないんだけど買い出し頼んでいい?」
「ん、いいよ!何がいるん?」
問い掛けると虫さんがスラスラとメモに必要なものを書いて、ちょっと多いんだけど…と言いながらお金と一緒に渡してくれた。
「任せて、これが仕事やし」
なんて言いながらも1人では厳しいかもしれない。店を何個か回らないと揃わなさそうだし、荷物の量的にもだ。
すると、りょうくんがそれに気付いてくれたのか立ち上がって「俺も行くよ。暇だし、車出す」と手伝ってくれることになった。
んじゃ、お願い。と虫さんから短く返事が返ってきてそのまま作業に戻っていく。
その様子を見ては行こっか。と外に出てりょうくん車に乗りこんだ。
車の中では助手席に座って、運転してくれているりょうくんとまた、中身のない薄っぺらな会話をした。
話が一区切りついて、ボケっと外を眺めているとりょうくんから声が掛かった。
「ねぇ、A」
「どーしたん?」
パッ、とりょうくんの方を見てゆるく首を傾げると彼から発せられる言葉にビクリと肩を揺らしてしまった。
「この前のてつや、どー思う?」
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麗茅(プロフ) - なむさん» お褒めの言葉ありがとうございます!ペースは遅く、文が汚いところも多くて、内容が自由すぎるし、描写が携帯小説らしくないとは思いますがこれからもお付き合い頂けると幸いです! (2018年12月20日 22時) (レス) id: 6985c3aa3b (このIDを非表示/違反報告)
なむ - 面白いです!たのしみにしてます!!!!!! (2018年12月17日 11時) (レス) id: a62ba985bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗茅 | 作成日時:2018年10月8日 12時