関西弁のサポート女子

(続編) ページ13

変装して家を出る準備を整え外に出ると既にタクシーが到着していた。

マホトさん曰く準備している間に仲間家の方に頼んで呼んでくれていたらしい。

タクシーの中ではのんびり会話をして過ごした。
カメラを何故まさわないのか、それは、今日は今日の目的が撮影ではないからだ。

今日の目的は"噂"されること。

変装しているといっても視聴者さんに会えば少なくともマホトさんは気付かれるだろう。

そして上手くいけば私も気付かれる。

一応口止めの言葉は形としてかけるけど絶対にツイッター等で広がるはず。

勿論私たち自身も、"遊んだ"とニュアンスを変えてツイッターに載せる予定だ。

そうすれば嫌でもメンバーにもコメントやリプライから情報が回るはず。

そこで、だ。

そこで、メンバーに追い討ちをかけるようにマホトさんと食事でも泊まりでも朝帰りでも何でもいいからして彼らの疑惑を確信に変える。

マホトさんと考えたからだろうか、すっごく自信がある。

どんな反応をしてくれるのかわくわくしている。

少しでもいいから皆が複雑な気持ちになってくれたら、なんて思ってしまった。

(続編)→←【女の本気】仕返しドッキリ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す