コード・ブルーメンバーの日常

7 *あいざわこうさく ページ10

「耕作？おーい…寝てるの？」


「あー、今ね藍沢先生 寝てるの！夜中に緊急オペが入って寝不足だって。仮眠してる」

「そういうことか〜。なら放っておくか」


「お、藍沢 寝てんじゃん。落書きしちゃえ」



「落書き…？
ぷっ…ははははっ、あはははははっ。やんばい！超マヌケ!!はははははははっ…」

「ん、何だ」


「その顔で喋られると余計に…」

「余計に何だ」


「……い、いや？」


「嫌じゃない。教えろ」

「み、美帆ちゃんのせいだよ!!(￣▽￣;)」


「あ、逃げちゃった」

「えっ、ちょ、星川！放って行くな〜!!」


パシッ

「緋山。どういうことだ」


「え、いや、し、らない」


「知らないわけがあるか？」







「ない…。」

「何をしたんだ」



「…………落書き」

「…はっ？洗ってくる」







――――――――――――――――――――――――――

(新垣)
「カット！」


「はー、疲れた」


今日はコード・ブルーの撮影だった。

さっきのシーンでは手術シーンは無いけど気合いをいれてたようだから、とても疲れた様子だった。

「疲れたの？」


「おばあちゃんだから」

と、Aは言う。
でも、30代でおばあちゃんだったら80代とかどうなるんだろう、とか思ってしまう。

「でも、成功して良かったね。A、ファーストシーズンのころいっぱいNG出してたもんね」

「うん。まあ、成功したから良いってことで」

そう。Aはファーストシーズンのころ目茶苦茶NGを出していた。

それも、みんなに迷惑をかけるようなNGではなく、みんなを笑わせてくれて場の雰囲気を和らげてくれるような。


そんなNGばかり。

この話はまた、お話しすることにします。

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