19 *きゅうじつ7 ページ24
「え、あ、もう着いたの」
私は、視線に気づく。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「んふふ、気づいてなかったの」
あつーい熱い視線を送っていたのは
山さん。
訳あってシャワーを浴びさせてもらうのだ。
「じゃ、行こーか」
「う、ん」
うわぁ。
いいのかなぁ。
でも、相手がいいって言ってるんだからいいの!いいの!
お部屋の中に入る。
家具はあまり置かれていないが、何やらCDなどある。
黒いソファがどーんと置いてあるのが、とても印象的だ。
山さんの家に来るの、初めてのような………?
「いきなりだけど、シャワー貸して!」
「いいよ、ってさっきから…」
「んじゃ、行ってきまぁす」
と、言ったはいいが
「ドコ!?」
「言うと思った。そこの廊下の右側」
「あっ、ここか。じゃホントに行ってきます」
服を脱ぐ。
「あっ、山さんならしないと思うけどさ。覗かないでよ!?」
「んー、どっしよっかなー」
「やめてよね!?」
まー、ジョークだよね。
ジョーク、ジョークジョーク。
ジョ────────クだよねっ。
ジャーっ。
「ぷはぁっ」
やっぱ、気持ちいーーっ。
るんるんるんるんっ。
山さん好きだわぁ。
友達として!
「恋愛相手としてもー」
あ?
私、なんて言いました?
れんあいあいてとしても?
レンアイ?
恋愛?
山さんを!?
よくよく考えて見れば、そう…?
…そう。
私、山さんのことが好きだ。
大好きだ。
92人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Blueheart | 作成日時:2017年12月27日 12時