梨優貴(貴久)side ページ8
本当に雪女な乃瑛瑠ことAちゃん。
成瑠葉が驚かせたらほんとに驚いて床凍っちゃったの!!!
すごくない??
本物の雪女だよ!!!
こんなに先祖返りがいるなんて思わなかった。
ほとんどは自ら覇鬼に襲われて死んでしまったり、もう襲われたくないから日本を離れた奴もいる。
そういう子、何人も知ってるから。
こんな可愛い子がまだ身を潜めていたとはね...
俺タイプかも.......
手越「...すー？ まっすー！」
「あ？！ごめん！」
小山「最近、ぼーっとしてるよ？」
加藤「熱でもあんの？」
「全然大丈夫！気にしないで？」
加藤「ならいいんだけどさぁ...??」
そう言ってまたわちゃわちゃし出す3人。
あっぶねぇ...
こんなのバレたら
手越には笑いものにされるだろ？
小山には不思議がられるでしょ？
シゲなんて、おすすめしてこないかもしれない。
そう言ってみんな、Aちゃんを狙ってるのかもしれない...。
そう考えたら俺の中でなにか芽生えた気がした。
初めて生まれたような感情。
「Aちゃんは？」
加藤「あぁ、あのコなら寝てるよ？」
小山「色々あって疲れて寝ちゃったみたいよ？」
ソファに目をやると疲れた表情で眠るAちゃんの姿が。
俺はそっと近づいて毛布をかけてあげた。
手越「まっすー優しぃ〜」
「静かにしろよ笑」
加藤「俺らの女神様降臨って感じだな」
手越「今後ともよろしく！って感じだよ」
「まぁ、そうだよね」
小山「それに、もう二度とあの出来事繰り返さないように、俺達が守らなきゃね」
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作者名：舞蝶 | 作成日時：2018年2月12日 12時
