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異能の使えない理由 ページ25

「僕暇でさ。芥川と何かして遊びたいんだよね」



 ポケットから数個の飴を出してそれを芥川にあげるでもなく食べた乱歩。敦は体勢を固定したまま芥川と乱歩を見つめていた。



「そうだねぇ…何をして遊ぼうか」

「……江戸川。やつがれの異能が発動しなくなった訳を推理してみぬか?」



 芥川は少しまだ緊張感をもった声で言った。しかしその中には僅かな期待も含まれている。

 自己評価の低い芥川にとって異能の使えない状態が続くのは不安でもあった。

 乱歩はじっと考えた。



「……………………………嫌だ」



 どこまで自由奔放なのだろう。芥川は残念そうにため息をついた。否、忘れてはいけない。敦と芥川がずっとくっついていたことを。



「君達いつまでくっ付いてるの?いい加減にしないと僕怒るよ」



 そう言い終わらないうちに芥川は敦の鳩尾(みぞおち)に強烈な拳をいれた。敦より力が弱いとは言え、痛いものは痛いのだ。



「ぐぇえっ…!芥川っ…!そこまでしなくても…」

「黙れ人虎」



 数分茶番が続いたあと乱歩は推理に飽きたのか、芥川の顔をまじまじと見つめていた。



「何か?」

「なかなかに美形だね」

「ちょっ、乱歩さん!」



 からかわれてるにも関わらず芥川は相変わらずのしかめっ面だ。
 そんな芥川へ乱歩は額に口づけをした。



*♪*♪*♪*


 生きてます。長らくお休みして申し訳ございませんでした。


 大丈夫です、これからも頑張ります!

痛い沈黙→←名探偵と猛獣と黒



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わさび - 今更文ストにハマりました…推しが太宰・中也・やつがれちゃんなので神作でした!やばいです好きすぎて!!! (2023年1月25日 11時) (レス) @page33 id: 9659da359c (このIDを非表示/違反報告)
ひきたろう(プロフ) - 芥川くんっっ。。。(lll __ __)バタッすいません。推しが可愛すぎて死んでました。笑笑中也さん男前すぎて惚れますね笑笑次回作楽しみにしてます! (2019年7月16日 12時) (レス) id: 5c7dffad8d (このIDを非表示/違反報告)
あをぞらばなゝ - 千風さん» 大丈夫です。わたくしのスケッチブック及び教科ノートが芥川さんで埋めつくされているのでご安心ください← 本当にありがとうございました!! (2017年10月6日 21時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)
あをぞらばなゝ - 堕落人間さん» ありがとうございます!!(土下座) 本当に楽しかったです!ホムペに生息してるのでお暇がありましたらいらしてください^^ (2017年10月6日 21時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)
千風 - お疲れさまでしたぁ! なんかもう最後まで師弟がぁっ、師弟があっ!! 最近私のスケッチブックが芥川さんで埋まりすぎて怖い(切実) (2017年9月27日 19時) (レス) id: d4838ee308 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あをぞらばなゝ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年8月4日 23時

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