sacrifice〜8 ページ12
そのリスクが現実になるのも時間の問題だ。
いつ、どんなふうにあちらから接触してくるか。
勿論こちらから引き合わせるなんてことは金輪際ないけれど。
♦
特務殲滅捜査部時代の名残というものからか、私の階級は落ちなかった。
嬉しいことに、最上くんは私を引き続きゼネラルチーフとして起用したいと言ってくれた。
そして私はそれを了承した。
辞めるとは言ったが、かなりの頻度で手を貸しているこの状況、下げるわけにもいかなかったのだろう。
最上はかなりの出世、これからの人生は薔薇色だ。
やはり心配は無用で、役職切り替え後すぐにドンと増える仕事をやってのけた。
そんな最上の薔薇色の人生、私とキキョウの行く先が常にいい見晴らしだとは限らない。
深い、深い霧が立ち込める。
外を見つめれば冷たい、冷たい雨が降っていた。
＿＿＿＿碇シンジとアスカ、葛城大佐、赤木副長が対面した。
その事実を聞いたとき私は、部屋でキキョウに歌を教えていた。
「きらきら光るー、お空の星よー。
出来るよね？キィ。ママに聞かせて？」
「きぃーらぁーきぃーらぁーひぃーかぁるぅー おーそーらーのほぉーしぃーよー」
明らかにわざと下手に歌っている。
この子は歌が上手いから私にはよく分かる。
きっと甘えたいんだ。
「こらキィ。わざとでしょう？」
「うん。」
「じゃあキィ。ママと英語で歌おっか？」
「うん！
Twinkle ,twinkle,twinkle star...」
途中でキィの声が止まる。
そして窓の向こうを見て言う。
「ママ、どうしてお星さま見えないの？」
「それはね。
今日は雨が降ってるからお星様が隠されちゃうからよ？」
よくある質問だ。
困惑したのは次の質問だった。
「どうしてうみが赤いの？
ママがおしえてくれたお歌には、うみが青いってあるよ？」
「それはね…」
それだけ言って、続きは上手く言葉にできなかった。
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茉莉 - めっちゃ最高です！更新楽しみです！頑張ってください((๑•̀ㅂ•́)وｶﾞﾝﾊﾊﾞﾚ~!!! (7月30日 19時) (
レス) id: 1907f3ec8e (このIDを非表示/違反報告)
kaori - 続きがテニスの王子様めっちゃ気になります！ (6月22日 19時) (レス) id: 1907f3ec8e (このIDを非表示/違反報告)
kaori - 読みました！ (6月22日 19時) (レス) @page36 id: 1907f3ec8e (このIDを非表示/違反報告)
かずほ(プロフ) - 初めまして！昨日、シンエヴァ見に行って再び エヴァ 火付いてしまいましたw カヲルくんのとこ泣きました！ こちらの夢小説シリーズ読ませて頂きました！更新楽しみにしてます！ (2021年3月19日 19時) (レス) id: 4ea2670edc (このIDを非表示/違反報告)
RUKA(プロフ) - 長々とコメントを書いてしまい、ごめんなさい。続きがとても気になります。更新頑張ってください。 (2021年1月30日 9時) (レス) id: 4977de0b73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅坂紅子 | 作成日時：2016年2月14日 1時
