言葉なんかがなくたって【鬼滅の刃】

学んだからこそある｢迷い｣ ページ15

母｢A〜！大根あるんだけど、ふろふき大根とおでん、どっちが食べたい？｣

母さんはこんな質問をすることがある

無｢ふろふき大根！｣

有｢お前いつからAになったんだよ｣

大根の時はこんな感じ

有一郎が言うには母さんは選ぶっていうことを教えているらしい

前はどっちでもいいってことが多かったけど、今はだいぶ選べるようになってきた

『うーん今はおでんの気分かな』

無｢えー！｣

『うそうそ、ちょっとふざけただけだよ。私もふろふき大根大好きだし』

母｢分かったわ、ふろふき大根ね｣

無｢やったー！｣

前までとは違って色んなことがある楽しい日々が続いていた






でも、私の中にある迷いが生まれる

今の暮らしはとても楽しい

何も知らなかった私にたくさんの事を教えてくれた

真っ白だった私の心に彩りを与えてくれた




でも、

私は元々捨てられていた

殴られ、蹴られ、生きた心地がしていなかった

そんな私は必要とされているのだろうか？

有一郎だって嫌がっていた

父さんだって拾ったからにはって言っていたということは

拾われなかったらどうなっていた？

有一郎は母さんによく、｢休め｣と言っている

病気が悪化するから

私は何も出来ていない

いたって迷惑になるだけ

私のせいで母さんに負担をかけてしまっている

私はここにいていいのだろうか？

私が選んだ答えは━━━━━━━━━━━━━━━

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