言葉なんかがなくたって【鬼滅の刃】

伝令 ページ34

雫｢伝令！伝令！時雨A、胡蝶A両名ハ至急、本部ヘ迎エ！任務報告ダ！｣

カナエ｢A、車椅子を押してくれるかしら？まだ長距離には慣れてなくて…｣

カナエさんの車椅子を押して産屋敷邸に向かう


お｢カナエ、Aよく来てくれたね
まず、カナエは鬼殺隊を引退することで後悔しないかな｣

カナエ｢はい…ただ、柱が欠けてしまうのが心配ですね…｣

お｢なるほどね、今日はそのことで集まってもらったんだよ｣

｢Aには柱になってもらいたいんだ｣

『わ、私ですか？』

カナエ｢理由をお聞きしてもよいでしょうか？｣

お｢この間戦ったのは上弦の弐で間違いないね？｣

カナエ｢間違いないです｣

お｢そんな中Aは最前線で戦って五人の命を救った
それは素晴らしい事実だ｣

｢それに、上弦は柱三人分の力に匹敵する
殆どの隊士では太刀打ちできない｣

｢でもAは違った
初めての任務でありながら最も軽傷で済んでいる｣

｢私からのどうしてものお願いなんだ
受け入れてくれないかな？｣

『分かりました、こんな私ですが、お役目を全うさせていただきます』

お｢それじゃあ柱合会議を始めようかな、別の部屋に移ろう｣

お｢柱合会議を始めるよ｣

悲｢お館様におかれましてもご壮健で何よりです
益々のご多幸を切にお祈り申し上げます｣

お｢ありがとう行冥、今日は上弦との接触があったから集まってもらったよ｣

宇｢それは誰なんですか！｣

お｢天元、落ち着いてね
カナエと、そこにいるAだよ｣

実｢見た目はどんなだ！能力は？他に何か特徴は？｣

悲｢お館様、何故カナエは車椅子なのでしょうか｣

お｢カナエはその戦いで重傷だったから鬼殺隊を引退するんだ｣

柱｢！？｣

お｢その穴埋めとしてAに入ってもらうんだよ｣

実｢そいつの階級を教えてください！そんな小さな娘に柱の役目がつとまるのですか！｣

お｢実弥、君が疑う気持ちも分からなくはない
でもAは最終選別で全ての鬼を倒し、上弦との戦いで最前線で戦ったにもかかわらず最も軽傷だった
この事実があっても認められないかな？｣

実｢……｣

お｢じゃあ今日の柱合会議を終わりにしよう
Aは今日から色柱だよ｣

お手合わせ→←大正コソコソ噂話！

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