5トラウマと少女(エミル作) ページ5
「あれって人間？」
「人間だ‼」
しばらくしてどこからか声が聞こえた
無視してそのまま歩く
「妬ましい ましてやこやつは外来人」
「閻魔は私達にこんな妬ましい者を見せるのか」
また声が聞こえてきた
そんなに俺が嫌なのかこの声の主はそんなことを思いながらまだ進んだ
ふと、さっきまでの声が聞こえなくなり
「エンデヴァーの息子だ」
辞めろ
「お母さんが確か彼に熱湯をかけたらしいわよ？」
辞めろ 辞めろ
「焦凍、お前は俺の最高傑作だ」
辞めろ 辞めろ 辞めろ 辞めろ
「参観はお母さんじゃなくてエンデヴァーがくるんだよな」
謎の声が聞こえたと思ったら
今度は親父を褒め称える声や母さんを軽蔑する声
それが次々と聞こえてくる
その声が怖くて怖くて、
不安で悲しくて心細くて、頭がどうにかなってしまいそうだ。
そしてひんやりとべったりとくっつ汗が俺の恐怖を煽ってくる
最後には急に母さんが現れて
「ねぇ、母さんあの子があの人に少しずつ少しずつ似ていくの私はあの子を育てられない
妬ましいの焦凍が」
「お母さん........」
それはあのときと同じ俺がたまたまそこに居合わせ俺の声を聞いたら母さんが
温めていたやかんを掴み
そして.........
「あ、ぁ、ぁ、」
体が震える
冷たい何かが目から流れ落ちる
あのときのトラウマが蘇り今、ここで再現されようとしている
そう思うだけ その場にいるのが怖くて
とにかく走った 走った 走った 走った
どこまで走ったのか覚えてない
何かにつまずき転がって行く
そして誰かの足元に当たった
「大丈夫？ お兄さん‼」
女の子の声が聞こえて俺は目を擦りながら体制をかえると帽子をかぶった女の子が目の前にいた
「私は古明池 こいし
お兄さんはだあれ？」
女の子はニコニコしながら俺に聞いた
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07狐 - エミルさんが好きで読んでいたのですが凄く面白いです！!東方+ヒロアカ=最高！ ちなみに推しは心操君と霊夢です!!更新頑張って下さい!! (2019年2月16日 21時) (
レス) id: 7d01dbf670 (このIDを非表示/違反報告)
アスカカラー・スカーレット - どうも教えてくださりありがとうこざいます！ (2018年10月17日 22時) (レス) id: cef2059fd7 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月17日 22時) (レス) id: d86499f395 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈音希&エミル | 作成日時：2018年10月17日 22時
