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思う事沢山あっただろうに、何一つ口を挟まず最後まで聞いてくれたメンバー。
「迷惑かけました。…ホンマにすみませんでした。」
俺は、自分のやった事がどれだけいけない事で、どれだけ他人を悲しませる事で、どれだけ迷惑をかけることか、ちゃんと分かっているつもり。
本当はもっともっと重大な事なのかもしれへんけど
それでも自分のやったことは、責任持って、反省せなあかんし
以後、絶対に繰り返したらあかん事や。
「…まぁ、許す許さんって問題ちゃうやろ。望も反省してるし。」
「まぁな。これからの仕事と次回のライブでキッチリ取り返してくれな困るけどな。」
「それは、もう！全力でやります…！」
「その、小暮さんって幼馴染さんとは、これからどうすんの。」
「えっ、これから…？」
「そう。まだ付き合ってないんやろ？」
「…うん。」
「付き合うん？」
付き合う、のかな。
その言葉を急に目の前に出されて、戸惑った。
好きだとは思ってるけれど、それで付き合えるとは誰も言うとらん。
そもそも第一、向こうが俺を好いてるのか分からんし
俺に会えて嬉しいと言ってくれたのは
昔の友人に会えて嬉しいって意味かもしれへんし
もしかしたら、もう他の人と付き合っとるかもしれへん。
あのころの記憶でいっぱいやけど、俺らも十分大人や。
俺が知らん空白がたくさんある。
それなのに俺は1人、彼女と再会できた事に目が眩んでいた。
「望…？大丈夫か？」
「えっ、あぁ…うん。大丈夫。」
「よし！ほんなら帰りましょ！…あー疲れたわぁ〜」
今日はスタッフさんの予定が合わず
打ち上げはまた後日やる事になっている。
着替えて荷物を準備して、
マネージャーが運転する車に乗り込んだ。
せや、Aちゃんに連絡せな。
スマホを取りだした俺は
さっき追加されたばかりの彼女のアイコンをタップした。
それは、綺麗なたんぽぽやった。
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#TODAY(プロフ) - みりんさん» ありがとうございます！春風のように優しくて暖かいお話になるように頑張ったのでそう言って貰えてとても嬉しいです！！ (2022年1月11日 12時) (
レス) id: 3e33249399 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 素敵なお話で心があったまりました♡違うお話も読ませていただきます(*^^*) (2022年1月11日 0時) (レス) @page46 id: 57a21b061a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：#TODAY | 作成日時：2021年7月30日 23時
