83.__Fin.__ ページ33
.
A。
ねぇ、教えてや。
どうして僕から離れて行ったの?
そんな素振り、1回も見せへんかったやん。
それとも、僕が気付かんかっただけ?
段々と熱くなっていく室内。
少しずつ、
身体を駆け巡る空気がおかしい事に
身体の中が警報を鳴らす。
苦しい。
苦しい。
苦しいよ。
耐えきれなくなって瞼を閉じた。
キミと一緒に楽しく笑っていたのはいつの話やろうか。
キミと出会ったとき
キミが好きだと感じたとき
キミは僕の事、どう思っとった?
可笑しいな。
キミと一緒にいた期間なんて
ほんの少ししか無いはずなのに。
君と繋いだ手。
歩いた足。
交わした瞳。
僕の全ては
キミを感じるために存在していたのかもしれない。
"ともくん"
そんな声が聞こえたようで
そっと目を開ける。
煙の中
ぼやけた先
キミが、美しく笑っとった。
____________________Fin.____________
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#TODAY(プロフ) - キャラメルさん» 初めまして!!読んでくださってありがとうございました!他には無い話を書きたくてだいぶファンタジックになってしまいましたが、難しくは無かったでしょうか…(汗)Shadowsを聴いた時はこのお話を思い出して下さったら幸いです。他の作品も頑張ります!! (2021年12月31日 21時) (レス) id: 3e33249399 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメル(プロフ) - #TODAYさん初めまして!この作品の世界観にぐっと引き込まれてしまい、思わず感想を伝えたくてコメントさせて頂きました!!!最後の方は読みながら本当に泣きそうになりました!他の作品も読ませていただきます!最高の作品に出会えたことに感謝します! (2021年12月31日 13時) (レス) @page35 id: 826f2c597b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:#TODAY | 作成日時:2021年9月15日 16時