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生きていると辛い。
なら、死んだら幸せになれる？
いや、それはちゃうよ。
死んでもうたら、辛さと一緒に
幸せもなくなってまう。
「Aっ……は、…どこっ……」
「………」
「…どこに、居る、…の、…？」
Aに会いたいねん俺。
また、もう一度
キミの笑顔が見たいねん。
そう、思っとったのは
僕だけやったんかな。
「知りたいか。」
「はぁっ…しり、たいっ………はぁっ、くっ……」
「知ったところで、どうにもならんやろ。」
「でも…知りたいっ………」
「はぁ…」
明らかに溜息を着いた彼は
しゃがんでいた身を持ち上げ、
また、高い位置から僕を見下ろした。
「帰った。」
「…………え、…？」
「母親の所に帰った。」
「…はは、おや、…」
「せやから、契約終了して、母親のところに戻された。もうここには帰って来うへんし、俺らも探したりせぇへん。既に赤の他人や。」
何…？
どういうこと…？
帰った？
やって、Aは僕と一緒に脱出計画して
そんで、照史さんに手伝ってもらって
上手くいって…
今は、外におるんやろ？
約束しとるもん、外で会おうって。
なんで母親が出てくるん…？
なんでなん？
分からん、分からんよ…
A、どこに居んの…？
「智洋、お前Aの事好きやって言うたよな。」
「…す、好きっ……好きやねんっ、僕…」
「そう、正解。智洋はAの事を好きになった。それが全ての結果。」
「…え、…？」
「はぁ……ホンマに、知らんくてええ事やと思うけど。…Aとは条件付きの約束事があってん。」
「約束…、」
�霤弔気鵑慮�から出された真実は
僕の白くなりかけた頭では到底理解できるものではなかった。
「智洋に恋をさせる。それがAに課せられた仕事や。もちろんAも実験体やで。せやけど、主体や無い。あくまでも智洋に恋をされる相手役って訳。…それはAにも伝えられとった。」
「………」
「せやから、今までAが智洋に対して取った行動は、智洋が自分に恋をしてくれるようにするための手段やったって事。智洋が自分の事を好いてくれるようになれば、Aの役目は終了。母親の元に帰れる事も最初から分かっとった。」
「…そ、そんなの…」
そんなの、信じられるわけが無い。
それでも、それを確かめるすべを、僕は持ち合わせていなかった。
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#TODAY(プロフ) - キャラメルさん» 初めまして！！読んでくださってありがとうございました！他には無い話を書きたくてだいぶファンタジックになってしまいましたが、難しくは無かったでしょうか…(汗)Shadowsを聴いた時はこのお話を思い出して下さったら幸いです。他の作品も頑張ります！！ (2021年12月31日 21時) (
レス) id: 3e33249399 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメル(プロフ) - #TODAYさん初めまして！この作品の世界観にぐっと引き込まれてしまい、思わず感想を伝えたくてコメントさせて頂きました！！！最後の方は読みながら本当に泣きそうになりました！他の作品も読ませていただきます！最高の作品に出会えたことに感謝します！ (2021年12月31日 13時) (レス) @page35 id: 826f2c597b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：#TODAY | 作成日時：2021年9月15日 16時
