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「…はまっ、だ、…さん……」
「喋れる余裕はあんねや。………痛ないか？」
「…痛い、です。」
「そっか。…すぐ痛なくなるからな。」
声色すらも変えず淡々と話す彼は
やっぱり不気味や。
そんな�霤弔気鵑�
僕と目線を合わせることなくただひたすら
上から見下ろしている。
僕も、ただひたすら
起き上がることなく彼を見上げる。
薄暗く埃っぽい室内に、2人。
恐ろしい程に冷たい。
「�霤帖△気鵝�」
「なんや。」
「僕は、これから、どうなるんでしょう。」
「どうなると思うか？」
「殺されるんでしょうか。」
「殺されたいんか。」
「…死にたくは、無いですよ。」
そう、死にたないねん。
結果的に失敗して、この建物に逆戻りしてしまった事はもうしょうがない。
そして残念な事に、お腹を強く蹴られたせいで
また脱出できるほど元気ではなくなってしまった。
息をするだけでも、ズキズキと痛む。
「死ぬ事よりも辛い事ってなんやと思うか。」
「え…？…そんなのが、あるんですか？」
「生きることや。」
「…どういうこと、ですか？」
「そのまんまの意味や。死んだら辛さなんて微塵も感じひんやろ。」
「あぁ…確かに、そうですね。…生きとるから、辛さを感じる……」
「死にたなったか。」
「………いえ、それでも僕は、やっぱり…死にたないですね。…笑」
「そうか。……なら、」
�霤弔気鵑塙腓辰討い震椶�
いつの間にか逸らされていた。
いや、逸らされたと言うより、
逸れた。の方が正しいかな。
「死ぬまで耐えろ。」
「うっ…！！……カハッ、…はぁっ、…！」
�霤弔気鵑梁�は
真上から降ってきて
ちょうど僕のお腹に当たった。
そしてそのままグリグリとねじ込まれる。
痛い、なんて声をあげられたらなんて楽だろうか。
呼吸もままならない程の激痛が
全身を駆け巡る。
蹴られ痣になっていた部分を目掛けて
何度も足が振り下ろされ
力を入れられる。
どうやら、僕の弱っちい抵抗力は、彼には無意味らしい。
ただひたすらに走り続ける激痛が
僕の目に涙を浮かばせた。
それにより不自由になる視界。
揺れる世界。
電球の光に照らされた彼が、屈折していく。
あれ？呼吸ってなんやったっけ。
どうすれば、声が出るんやっけ。
痛い事だけが体を支配し
いつの間にか、抵抗する力さえも、僕から離れていった。
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#TODAY(プロフ) - キャラメルさん» 初めまして！！読んでくださってありがとうございました！他には無い話を書きたくてだいぶファンタジックになってしまいましたが、難しくは無かったでしょうか…(汗)Shadowsを聴いた時はこのお話を思い出して下さったら幸いです。他の作品も頑張ります！！ (2021年12月31日 21時) (
レス) id: 3e33249399 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメル(プロフ) - #TODAYさん初めまして！この作品の世界観にぐっと引き込まれてしまい、思わず感想を伝えたくてコメントさせて頂きました！！！最後の方は読みながら本当に泣きそうになりました！他の作品も読ませていただきます！最高の作品に出会えたことに感謝します！ (2021年12月31日 13時) (レス) @page35 id: 826f2c597b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：#TODAY | 作成日時：2021年9月15日 16時
