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「良いから行くぞ。このまま黄衣の王や夢の魔女のところへ連れて行ってやろうか」
「……今の発言で無咎さんがイドーラやハスターに対してどんな感情を思っているのかありありと分かりますね」
「……悪かった。なんでもない」
そんな風に会話をしながら、Aと無咎はサバイバー館へ向かう。
「にしても……どうやって探鉱者へ説明するつもりだ」
「小説を渡しにきていたって言えばいいんじゃないですか？」
無咎にはそれで納得するとは思えなかった。
「お前、アイツの最近の様子って知ってるか？」
「いいえ。最近、ノートンさんやナワーブさんとは会ってないので」
少し複雑そうな表情で微笑むAに、無咎は何だか嫌な予感がした。
情報を精査するため、Aに別の話題を振る。
「……探鉱者の部屋に俺は必安をワープさせたのか？」
「いいえ。ナワーブさん……傭兵の部屋ですよ。そこに私がいたら、たまたま必安さんが入って来たんです」
「どうして傭兵の部屋にいたんだ。お前は探鉱者の部屋からしか出入りできないだろう」
無咎がそう言うと、Aは分かりやすく苦い顔をしてそっぽを向いた。
「……何かちょっと、話ずらくて」
これ以上踏み込むのは良くない。
そう判断した無咎は黙ってAから視線を外した。
サバイバー間の中を他のサバイバーに見つからないように行き来すれば、傭兵たちの部屋がある廊下に出た。
「ここまでで良いか？」
「はい。ノートンさんがいたら、これ見せておこうと思います」
「……そうだな」
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トバリ - 蜜月さん» お楽しみいただけたようで、何よりでした。ご縁があれば、また。 (2020年11月9日 21時) (
レス) id: e428776eb9 (このIDを非表示/違反報告)
蜜月(プロフ) - 完結おめでとうございます！更新を毎回楽しみにしていた身としては寂しいような嬉しいような気持ちで一杯です笑 作者様の書くノートン君が好きでした。次回作も楽しみにしてます。お疲れ様でした！ (2020年11月6日 23時) (レス) id: 20a9fa7637 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トバリ | 作成日時：2020年10月10日 18時
