帰国した学園ポリスのトップ2 (ページ16)

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64話ページ16

また、光が出てきた

そこに映し出されていたのは、A両親と祐希が話している場面だった

A父
『君に頼みがある』

祐希
『頼み？でも、なんで僕なんですか？あなた方とは今日が初対面ですよ』

A母
『祐希さん、貴方は昔妖一家から逃げた生贄ですよね？』

Aの母さんの言葉に祐希の表情は一変した

敵意むき出しだったんだ

祐希
『僕をどうしたいんですか？アイツらに突き出す？』ｷﾞﾛｯ

A父
『いや、違う。最初に言ったとうり頼みが事だ。私たちはいずれ一族に殺される』

Aの父さんの言葉に、祐希は驚いていた

祐希
『何故…そんな事が分かるんですか？』

A父
『…私の息子が生贄なんだ…親戚やオヤジには出まかせを言ってAと暮らせているが、最近になって嘘だという事がバレてしまったらしくてね、近いうちに暗殺者が来て私たちを殺し、Aを引き取り生贄として育て始めるだろう』

A母
『だから、祐希さんにAの事を任せたいの』

祐希
『……それは死を覚悟してまで、自分の息子を守りたい。そういう事ですね』

A両親
『『あぁ/えぇ』』

祐希
『………わかりました。そのお話お引き受けします』

その言葉に、Aの両親は目に涙を浮かべた

A父
『ありがとう(涙』

祐希
『アイツらがいつ、実行するかどうかはこちらで調べておきます。教えておきましょうか？』

A母
『いえ、結構です』

祐希
『分かりました…』