危険生物 ページ9
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す「渋谷すばる
これから最低でも1年間
よろしくな」
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「こちらこそです。
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あっ、あの、
SOEって秘密組織なのに
何であんな公になってるんですか?」
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素朴な疑問。
むしろアイドル的組織じゃない。
あんなにきゃーきゃー言われてるんだもの。
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す「あー俺らもよう分からんけど
組織自体は別に秘密やないけど
やってることが秘密なんやと思うで。
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―せやから、1年でSOE入って
2年で入れなかった場合は退学。
まぁそんだけ派手なことしてるってことやな。
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外部に俺らがしてること洩れたら
相当、危ないんやろな
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この学校」
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なんか、
よく分からない気持ちになって。
複雑な感情がぐるぐると渦を巻いた。
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「難しいですね」
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す「全部校長が決めてんねん
俺らが今こんなんになってんのも――」
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そう言いかけたとこで
渋谷さんが私の肩に顎を乗せて
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す「あかん、もう我慢できひん」
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抱きしめる力を強めて
妖しい笑い声を交えながら
そう言った。
直感でやばいと感じたころは
時既に遅し。
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危険生物1匹、
確認しました。
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作者名:. | 作成日時:2013年1月11日 20時