事件です。 ページ19
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企画も無事に終わり
6月初旬。
お互いの呼び名も
親しげになってきた頃ですね。
・・事件が、起きました。
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「亮くん、次の企画についてなんだけど―」
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亮「・・・」
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見事なくらいのスルー。
なんか、悪いことしたっけ・・?
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忠「めっちゃシカトされてるやん(笑」
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章「ちょいちょい、A来てみ」
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不思議に思ってると
章大先輩に呼ばれて部屋を出る。
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章「亮のことやねんけど・・
テスト、あったやろ?」
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5月の終わりにあったテストのこと。
うちの学校では学年での順位と
全校生徒の順位が出される。
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章「でなぁ、俺らはいっつも
全校生徒中でも10位以内には入ってたんや。
けど、今回亮だけな・・
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10位以内、100位以内にも入ってないねん、」
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亮「勝手に人の話してるとか気持ち悪いわ」
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部屋から出てきた亮くんが
たまたま会話を聞いてしまったようで、
今までに聞いたことないくらい低い声で
ぼやいて去っていった。
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作者名:. | 作成日時:2013年1月11日 20時