幼女「キヨくん…！！やっと会えた…！」キヨ「えっ」 (ページ5)

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第四話ページ5

ひとか「キヨく〜ん、」

キヨ「ん……？？なんだよ……」

ひとか「もう朝です」

キヨ「も…もうちょっとねかせてよ……」

ひとか「ダメです。」

キヨ「うぅぅ……」

キヨ(時計チラッ)

キヨ「まだ9時にもなってねぇじゃん…」

ひとか「ひとかが起きてから2時間は経ってます。これ以上キヨくんが起きるの待ってられません」

ひとか「暇でしょうがなかったついでに、朝ごはんだって作ってあげたんですから」

キヨ「え…、まじで…？」

ひとか「まじです。」ｷﾘｯ

キヨ「わーったよ…起きりゃいいんだろ、起きりゃぁ……」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

ひとか「二度寝したら上に乗りますからね」

キヨ(ちょっ、それはマズい)ｶﾞﾊﾞｯ

キヨ(ひとかちゃんに無理やり起こされる形で俺はいつもの何倍も早く起きた)

キヨ(眠い目と体を頑張って動かしてテーブルに向かうと、簡単なものではあったが、味噌汁とご飯が用意されていた。)

キヨ(シンプルに美味そう)

ひとか「ほら早く食べてくださいよぉ」ｳｽﾞｳｽﾞ

キヨ「分かった分かった、いただきまーす」

キヨ(モグモグモグモグ)

キヨ(こっ……これはっ………！！)

キヨ「う、美味い…」

ひとか「えへへぇ〜、よかったぁ」ﾆｶ～

キヨ(いや本当に美味い。下手なインスタントの味噌汁と比べ物にならないくらい美味い)

キヨ(箸が…箸が止まらねぇ…！)

キヨ「…っ、ごちそうさま！」

ひとか「おぉ…、凄い。キレイに完食してる…」

キヨ「ひとかは料理上手なんだな…」

ひとか「まぁ、一通りは…ですけどね。料理できると言っても和食限定ですから。」

キヨ(何か…そんな感じするな)

キヨ「ありがとう、ひとか。朝ごはん作ってくれて。」

ひとか「〜〜ッ////」ｶ～

ひとか「急に褒めても……、何もありませんよ…ッ」ﾌﾟｲｯ

キヨ(？！かわいいッ……！)

キヨ(ヤバい、不覚にも可愛いって思っちゃった)

キヨ(ひとかちゃん…目ぇ合わせてくれないな…)

キヨ(恥ずかしがってんの可愛いな…)

キヨ(………。)

キヨ(ちょっと待てや俺よ)

キヨ(恋愛感情だけは絶対抱いたらマズいって、分かってるだろ流石に…)

キヨ(いいな？絶対ひとかちゃんに恋愛感情抱くんじゃないぞ！)

キヨ(………。)

キヨ(何を自問自答してるんだ俺は！)

ひとか「じゃあ、かたしときますから食器」

キヨ「あ、おぅ…」