幼女「キヨくん…！！やっと会えた…！」キヨ「えっ」 (ページ4)

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第三話ページ4

キヨ＆ひとか「ごちそうさまでした」

ひとか「さて、と。ひとかはここでゆっくりTVでも見てますね」ﾋﾟｯ

キヨ(身なりの割にTV見るのか)

ひとか「キヨくんは何するんですか？あ、やっぱりキヨくんもTV見るんですか？」

キヨ(俺がテレビっ子ってことも知ってるのか…まぁそうか、ひとかは俺の恋人らしいしな…)

ひとか「今は大変なんですね。いつの間にこんな複雑な社会になってるんですか」

キヨ(ひとかちゃんはTVをじっと見ている)

キヨ「ひとか、」

ひとか「何ですか、キヨくん」ｸﾙｯ

キヨ「俺実況撮ってくるから、なんか声が聞こえても気にしないでね」

ひとか「もーまんたいです。初めてあったときも似たようなこと言われましたけど、結局あんまり気になりませんでしたから」

キヨ「そっか、じゃあ撮ってくるわ」

ひとか「いってらっしゃぁ〜い」

ひとか(……。)

ひとか(本当に、ひとかのこと忘れてるんだなぁ…。)

ひとか(大丈夫です！ひとかのことを忘れてるからってなんですか！また新しく思い出を作っていけばいいだけじゃないですか！！)

ひとか(キヨくんの声が…実況中のときの、明るいトーンの声が聞こえる…。)

ひとか(懐かしいなぁ…)

ひとか(…キヨくんが覚えていないキヨくんの記憶に縋っていても仕方がありませんね)

ひとか(今ここにいるキヨくんとの思い出を新しく作っていくのみです！)

ひとか(……………。)

ひとか(キヨくん……)

キヨ「よし、撮り終わった…っと。」

キヨ「ん？ひとかまだテレビ見て…」

キヨ「…あ。」

ひとか「ｽｩ…ｽｩ…」

キヨ「寝ちゃったのか…」

キヨ(ｷｮﾛｷｮﾛ)

キヨ(うーん、)

キヨ(この家ベッド一つしかないんだよな…。)

キヨ(まぁ、でも大丈夫か。この子一応俺の恋人って言ってるし)

キヨ(………。)

キヨ(いやいやいやいやいや何考えてんの俺？！)

キヨ(この特殊すぎる状況に毒されて変な思考回路になってない？！)

キヨ(普通に考えて幼女(？)と一緒に寝るのはヤバい。色々な意味でヤバい。)

キヨ(だからって、このまま一人で寝かせるのも可哀想なんだよなぁ……)

キヨ(うーーーん…………、)

キヨ(今のうちはしょうがないな、一緒に寝てやるか)

キヨ(ひとかちゃん、もしかしたら家出した子なのかもしれないし)

キヨ(取り敢えずしばらくは面倒見てあげよっと)