冷めた中にも (ページ42)

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41 ~ユンギsaid~ ページ42

Aが来てからプロジェクトの方も順調に進み始めた

ホソクの言った通りAが作成する資料は見やすく何より早い

それにあいつは周りをよく見て状況を把握している

そして今必要なもの、これから何が必要なのかを考えながら動いてる

だから俺も動きやすいし、少し余裕がもてるようになった

今度の打ち合わせで使いたい資料をAに作ってもらおうとしたが忙しそうにしてるので1年目の新人にやらせる事にした

YG『これ明後日までに作っといて』

『はい!!分かりました!!』

こいつ返事だけはしっかりしてるんだよな...

仕事に関しては要領が悪すぎる

実際仕事を振りたくないけど、こいつの為にもならないしな...

そして期限の日...

YG『この間頼んだ資料は？』

｢え...あ...まだ...｣

YG『はぁ!?まだ終わってないってどういう事だよ』

『す、すみません!!!』

YG『すみませんじゃねーよ。今日中って言ったよな？終わんの？』

『終わします...』

YG『お前何回目だよ...』

俺はそのまま部屋をでた

イラつく...

1年も仕事してたら要領分かってくんだろ？

なのにあんなに要領が悪いんだよ

ただ何度怒られても辞めずに頑張ってるから余計にイラつく

ここまでくるとやっぱり俺の指導力か...

外の空気を吸い、気持ちを切り替え戻ると新人とAが話してた

すると新人が近づいてきた

『遅くなってすみませんでした...終わりました』

YG『あぁ...』

俺は受け取り目を通した

......。

こいつにしては途中から出来すぎてねぇか？

なるほどな...

あいつがAと話してたのもこれで納得がいく

出来すぎてる方はAがやったな

たぶんAの事だから終わらないと思って手伝ったんだろう

そういえばAのやつ出てったきり戻ってこねぇけど大丈夫か？

心配になり見に行くとすぐに見つけたAの後ろ姿

声をかけようとしたら誰かと話してるのが見えた

またあいつかよ...

相手は新人のやつだった