冷めた中にも (ページ41)

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急いで戻っていると前から新人君が歩いてきた

｢あ、お疲れさま。大丈夫だった？｣

『お疲れ様です!!はい、大丈夫でした!!本当にありがとうございました!!』

｢大丈夫ならよかった｣

『それで...あの...』

｢ん？(笑)｣

『えっと...』

新人君は下を向いてモジモジしてなかなか先を話そうとしない

｢どうしたの？(笑)｣

『あの...』

『A』

新人君が口を開こうとした時声をかけられ振り向くとユンギが立ってた

｢ユンギ...｣

『あっ...じゃ、じゃあ僕は失礼します!!』

｢え？あ、ちょっと!!｣

新人君はそそくさとこの場を立ち去っていった

あの子何言おうとしたんだろう...？

YG『おい』

新人君の後ろ姿をみてるとまた声をかけられいつの間にか真後ろに立っててビックリした

｢わっ!!｣

YG『何話してたんだ？』

｢お礼されただけ(笑)｣

YG『お礼？なんかしたの？』

｢えっ...あぁ...まぁ...｣

やばい(焦)

あの子にやらせる仕事なのに、それを手伝ったって言ったらキレられそうだな...

YG『お前...さっきあいつの手伝いしただろ？』

｢え...｣

バレてる〜(焦)

YG『はぁ...やっぱりな』

｢やっぱり？何で...分かったの...？｣

YG『見れば分かる。あいつにしては出来すぎてたしな』

｢あ...でも私が勝手に手伝った事だからあの子怒らないでよ？｣

YG『なんかイラつく...』

｢え？｣

YG『何でもねぇ。怒らねぇから安心しろ。逆に早く出来たから助かった。ありがとな』

｢う、うん...｣

YG『まだやる事残ってるんだから戻るぞ』

そう言って歩き出したユンギ

今イラつくって言った？

手伝った事に怒ってはいないようだけど...

でも機嫌がよくないのは分かった

私何か気に触ること言った...？

ユンギの背中を見ながらそんな事思った