冷めた中にも

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ここにきて数日周りの人とも打ち解けてきた



ユンギは相変わらず仕事モードで雰囲気はあまりよろしくないけど(汗)



でも本人もちょっと変わろうとしてるのか、ぎこちないけど声をかけたりするようになった





プロジェクトの方も着々と進んで順調に思えた矢先...





バンッ!!!!!!



っ!?!?



YG『はぁ!?!?まだ終わってないってどういう事だよ』



静まり返ったオフィスに大きな音とともに一段と声を低くしたユンギの声が聞こえてきた



『す、すみません!!!』

YG『すみませんじゃねーよ。今日中って言ったよな？終わんの？』

『終わします...』

YG『お前何回目だよ...』



ユンギはそう言って部屋から出ていった





ユンギに怒られてた子は入社1年目でここでは1番の新人君


確かこの間も怒られてたな...


それでも辞めずに頑張ってる


仕事はちゃんとしてるんだけど要領の悪さが目立つんだよね...


ユンギもあの子の頑張りはちゃんと分かってる


だから余計にイラついてしまうんだと思う





｢大丈夫？｣

『はい...』

｢どこまでやったの？｣



心配になって声をかけて正解だった


状況を聞くと半分も進んでなかった



確かこれ2日ぐらい前から言われてたような...(焦)



この子の為にも甘やかさず1人でやらせた方がいいのは分かってる


けど、このペースだと今日中には絶対終わらない...



｢ここやるよ｣

『え...』

｢今日中に出さないといけないんでしょ？｣

『はい...』

｢手伝う｣

『あ、ありがとうございます...』



自分の席に戻り作業を始めた





ふぅ...一応手伝った分は終わった...


あの子は終わったかな...


不安になりながら声をかけてみる



｢終わった？｣

『はい!!今ちょうど終わりました!!』

｢じゃあこれ合わせて完了だね｣

『はい!!本当にありがとうございました!!』

｢いえいえ...｣



そんな勢いよく頭を下げられても困る(汗)



と、そこへユンギが戻ってきた



｢早く出しておいで｣

『はい!!』



そういうとバタバタしながらユンギの所に持っていった



さっ、落ち着いた事だしちょっと一休みしようかな...

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