冷めた中にも

34 ~ユンギsaid~ ページ35

プロジェクトのメンバーには何度か一緒に仕事した事ある奴が何人かいた


中には元々俺のやり方が気に食わないとかで抜けてく奴らもいる


それはやる前から分かってた


やりたくなければ辞めてくれていい


俺は追わない




プロジェクトが始まり帰りも遅く今日も帰ってきたのは夜中


そういえば最近Aに連絡してねぇ...


ソファに横になりそんな事を思いスマホを開くとLINEがきていた



【今日テヒョンから新しいプロジェクト任されたって聞いた。忙しくてもちゃんとご飯は食べるんだよ!!あまり無理せず頑張ってね!!落ち着いたら連絡ください。おやすみ】



テヒョンから聞いたって...


発表あったのにちゃんと聞いてなかったんかよ(笑)


なぁ、それまで知らずに連絡待ってたのか？


連絡よこせばいいのに...


俺もすぐすればよかった...



ふと屋上で泣いてたAを思い出した



......。



あいつに会いたい



後で時間見計らってあいつの部署行ってみるか



記憶が遠のく中そんな事を思った





翌日もその次の日もまた徹夜が続いた



YG『何でできねぇんだよ!!』

『す、すみません!!!』

YG『はぁ...』

『ユンギ...』

YG『わりぃ...ちょっと頭冷やしてくるわ』



コーヒーを買い外の空気を吸いにテラスにでた



はぁ...


何でうまく回らねぇんだよ


イライラしてもしょうがないのは分かってる



『よっ!!お疲れ!!』



うなだれていると誰かに肩を叩かれ声かけられた



YG『ホソク...お疲れ』

HS『疲れてんな(笑)大丈夫か？』

YG『ダメだな(笑)』

HS『そういえば昨日Aに会ったけどお前まだ連絡してないの？』

YG『あ...連絡は来てたけど徹夜続きで返すの忘れてた...何か言ってた？』

HS『なーんも。プロジェクトの方は進んでんの？』

YG『いや...資料や予算まとめてるやつがなかなか使えなくて...』

HS『資料...予算......Aに頼んだら？』

YG『はぁ??お前何言って』

HS『あいつと仕事した事あるけど、Aの資料見やすいし仕事早いよ』

YG『......』

HS『じゃ俺そろそろ戻るから頑張れよ!!』



ホソクはそう言って席を立った





あいつは普段ふざけてるけどさっきのは本気だと分かった



仕事に私情を持込みたくない


でも今はそんな事言ってる場合じゃない


ホソクがあぁ言うんだから仕事はできるんだと思った



ダメ元でジン部長に聞いてみるか...

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