冷めた中にも

33 ~ユンギsaid~ ページ34

Aと海に行った後の週明けの月曜日


出社するとすぐ部長に呼ばれた



部長『朝から悪いな』

YG『いえ...何ですか？』

部長『このプロジェクトの事知ってるか？』


部長から渡された資料に目をやると最近始動されるとか噂されてるプロジェクトだった


YG『噂では...これが何か？』

部長『本格的に始動される事が今朝決まった。それでだ...お前に声がかかった』

YG『え...』

部長『お前の仕事は上も認めてる。でこのプロジェクトをお前に任せたいと上は言ってる』

YG『......』

部長『やるか？』

YG『......考える時間はないんすよね？』

部長『あぁ。すぐにでも初めてほしいらしい』





正直めんどくせぇ...


これが成功したら昇格ぐらいはするだろう


でもそんな欲はまったくない


今のままで充分だ


それに任されると言うことは人を動かさなくちゃいけないし、責任もとらなくちゃいけない


誰が好き好んでそんな事をしなくちゃいけねぇんだよ


普段の態度でも分かるけど俺についてくる奴なんていないのも分かる





でも...


やりがいがある仕事なのは間違いない


自分がどこまでできるのかの試せる機会でもある



部長『どうだ？やるか？』

YG『...はい』

部長『やっぱりやらない......え？』

YG『え？』

部長『やるのか？(笑)』

YG『はい。何か？(笑)』

部長『いや、お前の事だからめんどくせぇって言っててっきり断るかと(笑)』

YG『正直めんどくさいっすよ(笑)でも...自分がどこまでできるか試してみたいって言うのもあります』

部長『そっか...このプロジェクトは事業拡大もかかってる。だから絶対失敗は許されない。それは分かってるな？』

YG『はい』

部長『それでも試すか？』

YG『はい。やらせてください』

部長『分かった!!無理はするなよ。こっちもできるだけサポートはするから』

YG『ありがとうございます』





そんなこんなで新しいプロジェクトが始まった

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