冷めた中にも (ページ26)

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外の景色をみてると急に視界が広がり目の前に海が広がった

｢あ、海〜!!!｣

天気がよく波も穏やかで表面がキラキラしてて綺麗

YG『水族館あるみたいだけど行ってみる？』

｢うん!!｣

出来たばかりなのかとても綺麗で大きい水族館だった

さっそく中に入ると壁一面ガラス張りになってる大きい水槽が出迎えてくれた

その中をたくさんの魚達が気持ちよさそうに泳いる

｢でかっ!!!｣

YG『これすげーな(笑)』

｢こんなの見たことない...｣

先に進むと次はトンネルの水槽があった

魚の泳ぎを下から見てると海の中にいるみたいで不思議な感覚になる

YG『口あいてんぞ(笑)』

｢あっ////｣

あほ面見られた////

ユンギはそんな私を笑っては先に歩いていった

あとについていくとクラゲのブースでライトアップがされてて幻想的な空間になっていた

｢うわぁ...綺麗...｣

YG『口』

｢あいてないから!!｣

YG『つまんねぇな(笑)さっきの顔面白かったのに(笑)』

｢忘れてっ/////｣

YG『無理(笑)』

私とした事が本当に恥ずかしすぎる///

それからひと通り見終わり水族館の前に広がる海に向かった

横一面に広がる海

波の音

穏やかな潮風

両手を広げ大きく息を吸い込んだ

｢はぁ〜...気持ちいい〜｣

YG『ちょっと歩く？』

｢うん!!｣

砂浜を歩く事にした

YG『海好きなんだな(笑)』

｢うん!!ずーっと見てられる(笑)｣

YG『みてどうすんの？』

｢どうもしない(笑)ただぼぉーっと眺めてるだけで落ち着くんだよね。それに私の考えてる事なんてちっぽけなんだなぁって思えてきて頑張ろう！ってなる｣

YG『自分がちっぽけだなって思うのは分かる...』

｢えっ...??｣

ユンギを見ると少し悲しい表情をしていた

何でそんな悲しい顔してるの？

今あなたは何を考えてるの？

いつもは強気な感じなのになんだか弱々しく見えて胸がチクッとした

そんな事を考えながら波打ち際を歩いていたら足元に波がきてるのが見え、やばいと思って咄嗟に避けようとしたら足がもつれ倒れそうになった

｢わっ!?!?｣

.........ん？

倒れて...ない...？

YG『あっぶねぇな...』

頭上から聞こえるユンギの声

｢っ!?!?////｣

待って......

今...抱きしめられてる......!?!?